先週はSQ通過後に株は底打ちとなり、日経平均は5日続伸となりました。
そしてVIX指数や日経VIなどのボラティリティがいち早く反応を示しました。
やはり相場の合図を見抜くためにはオプション取引は欠かせないと思いました。
先週上昇していた理由としては中国政府が景気対策を示唆したことと、
日米の中央銀行から特にサプライズがなかったことにあると思います。
そしてウクライナの停戦に関するニュースで緊張感が緩和されたことも影響したと思います。
またロシアのデフォルトが回避されたこともポジティブな材料になったのかもしれません。
米国の国債利回りを見ると、2年債と10年債の利回りの差がどんどん縮まっており、
逆イールドカーブ寸前まで来ています。
また5年債と10年債の利回りでは既に逆イールドカーブ現象が頻繁に起きている状況です。
2年債と10年債の利回りが逆イールドカーブになったら、
直ぐに暴落するというわけではありませんが、市場では既に景気後退を織り込み始めており、
利下げについても織り込み始めている様に感じました。
日経平均は75日移動平均線を今年に入ってからは一度しか超えられていませんが、
今は75日移動平均線に近づきつつあります。
なのでもし75日移動平均線を超えられれば、今までのマイナス材料を全部跳ね返した形となり、
非常に強い上値抵抗線であり、トレンドの総ポイントだと思います。
また日経平均と5日移動平均線の乖離率が拡大しています。
なので日経平均と5日移動平均線の乖離が正常化している時に、
押し目買いするのがいいかと思います。
今週の投資戦略としては24日が注目ポイントだと思います。
なぜなら24日にはG7首脳会合、EU首脳会議、NATO緊急首脳会議があるからです。
日経平均株価に関しては恐らく大きくは動かず、強弱感が交差する水準になるかと思います。
なので反動売りの警戒と押し目買いの戦いが繰り広げられるのではないかと思います。
個別株に関しては総じて強い状況が続くかと思います。
これだけ指数が大きいことと年度末の地合いの好転も考えると期待出来そうです。
そして日経平均が最初に上がり、大型株が上がっていって、
その後中小型株に移行するいつもの上昇パターンが来るのではないかと思います。
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