関東財務局長(金商) 第2654号
一般社団法人日本投資顧問業協会 第012-02597号
28日の日経平均株価は27,943円と10日ぶりの反落となりました。
株式市場を見ると、動きが乏しくグロース株や高成長株は下落していました。
一方で為替市場の動きは顕著なものとなりました。
円売りのフローが非常に続いています。
なので円安の恩恵を享受できる企業は非常に強いと思います。
今の円安水準であればまだ問題ありませんがこのまま円安が続くようであれば、
日本の高官からも「円安は好ましくない」という発言が出てきそうだと思います。
また岸田首相が29日に緊急経済対策を4月末までにまとめるよう指示するということで
話題になっていました。
このニュースが内容次第では相場を一段と引き上げるのではないかと考えています。
日経225オプションはやや一服の動きが出てきていました。
ドル円は123.73円となっており、大きく円安となっています。
この背景には日銀の指値オペが実施されたことが影響しています。
日銀が動けば動くほど、投機筋の円売りが顕著に進んでいます。
ドル円の節目としては黒田ラインである125円辺りで一服するのではないかと見ていました。
しかし相場が基本的なセオリーを無視して、
127~128円辺りを一旦オーバーシュートしてから大きく一服する可能性も出てきたと思います。
また今回は日銀の指値オペが入ったことで、日銀の意図がはっきりした一日でした。
この指値オペがあったことで外国人投機筋には非常に分かりやすい状況によりなったかと思います。
日本の個人投資家は円に強気ですが、投機筋は1年に渡って円を売り越しており、
こういった時はたいてい投機筋に軍配が上がっている印象があります。
米国では30年債と5年債で2006年以来の逆イールドカーブ現象が起きようとしています。
これがリセッションの危険なサインとして注目されています。
とはいえサインが出たらすぐに暴落するというわけではなく、
ある程度期間を経て暴落することがほとんどです。
長期下落トレンドを上値でブレイクしており、相当な強さを感じます。
4月相場は今様々な材料が絡み合っています。
まずは3月末ということで年度末であること、そして権利落ち日も近づいています。
そして年度末まで大学ファンドの買い上げがありますが、
新年度に入ったら次の買い手への不安があります。
もしかすると新年度には欧州や中東などのオイルマネーが新規流入するかもしれません
米国では米国株にショートが入り過ぎていた分、今はなくなりつつあります。
また逆イールドカーブなどのリセッションの懸念があります。
こういった上昇材料も下落材料もあるといった状態なので、
4月の1週目、2週目などは一旦様子を見てから動くのもいいかと思います。
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