裁定買い残や信用需給に注目

注意書き①

3月29日の相場解説

29日の日経平均株価は28,252円と反発となりました。

日経平均は上値が重く、28,000円から上に買い上がる意志があまり感じられません。

これはオプションの重さが関係していると思います。

「オプションが値動きを支配している」といっても過言ではないと思います。

 

株式市場をみるとREIT(不動産投資信託)の上昇が目立ちました。

もちろんこれにも円安の影響が関係している様に感じます。

なぜなら外資系ファンドが日本の不動産を買い漁っているからです。

 

先週の信用取引残高が発表され、信用の買い残が3週連続減少の2.9兆円減少しており、

信用の空売りが1200億円の増加となり、信用倍率が少し良くなりつつあります。

 

ドル円の円安トレンドが一時125円をつけてから若干弱まっている感があります。

千竃としては上値が重たいのでこのまま揉み合うのではないかと予想しています。

ただドル円125.8円という2015年の高値を超えていくと、

もしかしたら先物に大量の買いが入るかもしれません。

 

 

そして恐怖指数であるVIX指数が2月9日以来の20ポイント割れとなりました。

既に地政学リスクでは全然落ちない状況となっており、楽観状態になりつつあると思いました。

 

 

 

裁定買い残が増加中

220329裁定残
先物売り現物買いの需給を裁定買い残といいますが、

こちらが一気に増えてきており今年最大の規模になってきました。

一方で裁定売り残も増えてきており、恐らく海外投資家が動いているからだと思います。

このまま裁定買い残が増えていけば、日経平均29,000円台の可能性も出てくるので、

裁定取引の需給のバランスも注意していきたいと思います。

 

 

 

隠れた円安恩恵銘柄

220329【7974】任天堂
実は7974 任天堂は隠れた円安恩恵銘柄です。なんと1円円安で40億円の営業利益が発生します。

これにより円安とともに株価も上昇傾向にあります。

この水準で意外にPERは20倍を切っており、配当利回りは2.5%もあります。

 

 

 

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