関東財務局長(金商) 第2654号
一般社団法人日本投資顧問業協会 第012-02597号
11日の日経平均株価は26,821円と反落となりました。
ドル円は円安が進んでおり、125.55円となりました。
「黒田シーリング」と呼ばれる2015年6月につけた高値125.85円を超えていくと、
恐らく先物に大きな買いが入るのではないかと予想しています。
株式を見ると、好業績を発表したのにも関わらず物色されなかった銘柄が目立ちました。
例えば先週金曜日に業績発表があった6506 安川電機は3%の下落となっており、
日本株に対する投資の熱が下がってきている様に感じます。
売買代金も2.5兆円とボリュームがなく、
円安だからといってストレートにポジティブな感じではなく、
どちらかといえばこの急変動に対してネガティブな印象が強い様に感じました。
また11日の株式市場で物色されていたのはエネルギー関連銘柄でした。
エネルギーに関するニュースが話題になっていたこともあり、
1605 INPEXや1963 日揮HDが上昇していました。
特に9501 東京電力HDは16.23%の上昇と年初来高値を更新しました。
世界市場では中国株が大きく下落していました。
原因としてはゼロコロナ規制がより強まっていることや、
新たなテック企業の規制も噂されていることが関係している様です。
円のペアでは一番強いと思っており、1~2カ月前から注目しています。
オーストラリアの10年債が2015年7月以来の3%超えとなっており、
米国の10年債と中国の10年債も逆転していることもあり、
今の債券市場には緊張感があります。
3月15日から28日辺りまでVWAP(出来高加重平均値)に沿った形で買われていたものが、
今度は逆にVWAPが上値になって、それに沿って売られている様に感じます。
今の状況としては恐らく12日に発表される3月の米国消費者物価指数(CPI)を
警戒しているだけなのではないかと思います。
3月と4月の消費者物価指数(CPI)の結果によっては、
FRBがよりタカ派になるかもしれないという思惑が今の下落の要因になっていると思います。
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