関東財務局長(金商) 第2654号
一般社団法人日本投資顧問業協会 第012-02597号
12日の日経平均株価は26,334円と続落となり、日本市場は波乱を含んだ状況となっています。
4月4日の市場再編からどことなく市場に元気がない状態が続いています。
日本市場は言うなれば、買い手不在の状況だといえます。
通常なら金利上昇に恩恵がある様な銀行株や保険株の動きが悪く、
値上がり銘柄数も400銘柄程と少なく、売買代金も少ない状況です。
これは海外投資家が今自国の投資に対して緊張感を持っていて、
日本株を買うといった雰囲気ではないのが今の買い手不在の状況に繋がっていると思います。
株式を見ると、11日に増収増益増配を発表した6323 ローツェが、
素直に業績発表が好感されて12.3%の上昇となりました。
この上昇で決して日本株全体がダメな状況ではないことが分かり、ローツェの上昇に希望の光を感じました。
またゲーム関連銘柄の上昇も目立ちました。
3791 IGポートは3.8%の上昇、6552 GameWithは4.3%の上昇となりました。
これから金やコモディティ市場、株式市場などで上げ下げが出てくると思いますが、
これからはボラティリティがより信用できる状況になっていくのではないかと思います。
12日の夜に3月の米国消費者物価指数(CPI)が発表されます。
マーケットには緊張感が漂っています。
この指標に注目というよりもこの指標の結果によって、
FRBのスタンスがよりタカ派になるかもしれないという思惑に注目がある様に感じます。
また今回の3月の米国消費者物価指数の結果と合わせて、
13日に発表される3月の生産者物価指数(PPI)や、
26日に発表される消費者信頼感指数などで、
米国の消費者マインドの低下などが明確になると、
マインドがより景気後退に傾斜してしまうので、その辺りを気にした方がいいと思います。
ゴールドマンサックスやドイツ銀行が
向こう2年以内にリセッション入りする可能性が高いことを示唆し始めています。
景気にはサイクルが存在します。
景気低迷期から景気後退期には必ず暴落が起きています。
そして景気後退期の次には景気回復のサイクルがあります。
なのでこの景気回復のサイクルに向かって仕込む買い場が訪れるので、
決して投資は止めない方がいいと思います。
ただ足元の状況は先物などが下落しやすい状況なので、
金投資やTLT(iシェアーズ米国国債20年超ETF)、インフラ関連の公共株などに注目した方がいいと思います。
つまり暴落でも利を出せる仕組み作りをした方ががいいと思います。
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