関東財務局長(金商) 第2654号
一般社団法人日本投資顧問業協会 第012-02597号
先週は米国の重要指標が発表されてから、
日経平均が弱気から強気に傾いたところで一旦終了となりました。
しかしNASDAQは連日2%以上乱高下しており、
米国の長期金利は落ち着く気配がありません。
また円安も落ち着く気配はなく、ドル円は126.44円と黒田ラインを大きく超えています。
円安に関しては非常に悪い円安論が台頭してきていますが、
そういった弱い部分を逆に強みとして何かしらの方策が取れていってほしいと思います。
悪い円安部分は確かにありますが、必ずしも悪いだけではないと思います。
12月初旬に25日移動平均線と75日移動平均線がデッドクロスしています。
そこから日経平均株価は下落傾向にありました。
しかし最近のチャートを見ると、まもなくデッドクロスが終焉を迎えようとしていることが分かります。
このデッドクロスが終焉すると株価が堅調になりやすい傾向があるので、
その辺りを注目材料の一つとして見ていきたいと思います。
信用の買い残と信用の売り残の倍率が3.48倍となっています。
最近では3月25日に2.86倍となっていましたが、
これは2~3月のウクライナショックで約1000万株の信用の買いが積まれていたものが、
一気に売られたので底を打った形となりました。
そしてこれは2021年9月の時と似ており、当時もそこから日経平均が下落していました。
そして12月に信用倍率が10倍を超えたタイミングで、
日経平均株価は大きな天井をつけました。
なので今は信用需給がかなり引き締まってきていることが分かります。
海外投資家は現物を約6800億円も買っていることが分かります。
先物は700億円程売ってはいますが、
現物先物を合わせると約6000億円の買い越しとなっています。
海外投資家は日本株を買っているので、
比較的今週は強い、あるいは揉み合いをイメージしています。
ただプライム市場の売買代金が約2兆円なので、少し揺れやすいところがあると思います。
NASDAQが1日で約2%の上下変動をしているので、
これが今の相場を揺らす原因となっています。
21日には6594 日本電産の業績発表があるので、
業績良好と悪化を意識した相場展開になるかと思います。
そうなると恐らく揉み合いになる可能性が高いです。
そして21日には日米の財務相会談が予定されています。
この辺りで為替相場の急激な動きが話題になることが、
為替変動にどのように影響するのか気になるところです。
なので21日を中心として大きく市場が動く可能性があると思います。
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