「Sell in May(5月に株を売れ)」は本当なのか?

注意書き①

5月の投資イベント

GW中である5月3日4日にはFOMCが控えています。

また5月にはFF金利誘導目標を0.5ポイントずつ連続して引き上げる予定があり、

今までの低金利政策からどんどん舵を切っていこうとしています。

しかも同時にQTといわれる量的引き締めを進めることを表明しており、

これはいままでの量的資産買い入れ策の真逆のものとなっています。

これにより今マーケットはおっかなびっくりといった状況となっています。

 

そんな中で逆イールドカーブ現象が起きており、

リセッションが来るかもしれないといった状況も起きています。

ただ逆イードルカーブ現象が景気後退を引き起こすのか、

金融引き締めによって景気後退が起きるのかは

「卵が先か、鶏が先か」といったところがあります。

 

こういった状況の中で、とある一つの名言が気になってきます。

それが、「Sell in May(5月に株を売れ)」です。

 

 

 

なぜ「Sell in May」なのか?

ただ「Sell in May(5月に株を売れ)」には続きがあります。

「Sell in May, and go away. Don’t come back until St Leger day.」であり、

「5月に株を売って市場から立ち去れ、そしてセントレジャーデーまで戻ってくるな」となっています。

セントレジャーデーとは毎年9月第2土曜日に行われる競馬のレースのことを指します。

つまりは「5月に株を売れ、しかし9月には戻ってこい」という意味合いになります。

 

なぜ「Sell in May」と言われているかにはいくつか理由がありますが、

千竃としては、意志の集合体があるからだと思います。

「そうなるからこうなる」といった意志の集合体がそうさせるのではないかと思います。

やはり株価は投資家の意思の集合体であるので、

「そういうデータがあるから下がるのではないか」という下がる意志が

株価を下げるという結果に導くのではないかと思います。

またロジック的に考えると、市場のエネルギーが夏に向かって売買代金が低下していきます。

そこにプラスして米国のヘッジファンドの決算月である5月・11月は

株価の短期的な推移に関する影響力が大きいので、

そういった点から調整時期に入りやすいのかもしれません。

 

 

 

先物・オプション市場は弱気だけど、個別株は強気

GW中のFOMCや短期的な利上げ、

そして今までと真逆の金融政策をするというのは、

需給バランスから言っても当然売り材料となります。

いわゆる過剰流動性相場の終焉が意識されることとなります。

QTに関しても最初は小さい規模ですが、

7月のFOMCまでには毎月950億ドルの売却圧縮することが発表されています。

これはどうしても警戒せざるを得ない状況だと思います。

 

そして日経平均が下がりやすい周期性である水星逆行が5月10日から始まります。

しかも5月のSQ週に始まります。

なので5月のSQ週(5月第2週)までは

ある程度フラットにしておきたいというレベルで警戒しています。

 

一方で、これだけリスクが高くなっていき、

そういった大衆心理が高まった場合は、

日本市場においては真逆に行きやすく、押し目だと思います。

特に配当性向が高い企業や、円安恩恵銘柄、

且つウクライナ問題や原油高に影響しない銘柄などの

押し目になるのではないかと思います。

なのでそこはきっちり拾っておきたいところだと思います。

 

 

 

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