関東財務局長(金商) 第2654号
一般社団法人日本投資顧問業協会 第012-02597号
18日の日経平均株価は26,911円と4日続伸となりました。
一時は27,000円を超える場面もありましたが、
失速してしまい一服感出たという形になりました。
指数は売りというか弱い感じになっていますが、日本株全体は強い印象を受けました。
株式市場を見ると、本日新高値を更新した銘柄は約120銘柄、
新安値を更新した銘柄が約130銘柄程あり、高値と安値の割合が少しずつ改善されており、
新高値を更新する銘柄が徐々に出始めています。
新高値を更新した銘柄を見るとカメラや複合機の最大手7751 キヤノンや
百貨店の3099 三越伊勢丹HD、飼料の4979 OATアグリなど、
多岐にわたる業種で新高値を更新しており、物色が盛んであることが分かります。
また6723 ルネサスエレクトロニクスは、8年前に閉鎖した甲府工場を
900億円の設備投資をかけて300mmウエハー対応のパワー半導体生産ラインとして
稼働を再開すると発表したことで話題になり、この影響で3.73%の上昇となりました。
スキュー(Skew)指数とは別名「ブラックスワン指数」と言われており、
アウト・オブ・ザ・マネーのプットオプションへの需要から算出されます。
VIX指数に対しては先行性があり、株価に対しては遅効性を持っています。
また相場の急落の裏では殆どのケースでスキュー指数が上昇していました。
今回は3つの観点から米国株の底打ちを考えていきたいと思います。
まず1つ目がFRBの動向です。
17日の講演でFRBのパウエル議長はかなりタカ派の発言をしました。
大幅利上げを躊躇わないことや景気が多少の痛みを伴う可能性についても認めており、
この発言の影響で10年債利回りとなぜか株も上昇しました。
つぎに2つ目がファンダメンタルズ分析で、
直近大きく下げていたS&P500の予想PERは平均的レベルまで下がりました。
一方で4月の小売売上高が前月を上回って4ヶ月連続増加となり、
厳しいインフレ下でも消費の底堅さが垣間見える非常に良い結果となりました。
また投資家の現金比率が2001年以来の高さとなっていました。
そして3つ目がチャート解析で、
NYダウが間もなく安値圏でゴールデンクロスしそうになっており、
VIX指数も1カ月ぶりに安値割れ間近となっています。
スキュー指数も安値割れとなっています。
千竃としてはFRBの動向が気になるところだと思います。
25日にはFOMC議事要旨の公表が控えており、6月中旬にはFOMCが控えています。
なので足元ではリバウンドするとは思いますが、25日が鍵になるのではないかと思います。
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