関東財務局長(金商) 第2654号
一般社団法人日本投資顧問業協会 第012-02597号
10日の日経平均株価は27,824円と6日ぶりの反落となりました。
日経平均の日足チャートを見るとアイランドリバーサルがおきています。
ただメジャーSQだったことを踏まえて考えると大暴落の引き金にはなりにくいと思いますが、
ヘッジはしておきたいと思う状況になっています。
株式市場を見ると、半導体関連の下げが目立ちました。
8035 東京エレクトロンは3.22%の下落、7735 SCREENホールディングスは4.76%の下落となりました。
インサイダー取引の疑いで下落が続いている6035 アイ・アールジャパンホールディングスは、
16.49%の下落で年初来安値を更新しています。
また最近は好調だった9984 ソフトバンクグループも2.01%の下落となりました。
一方で小売業などで脇を固めている銘柄もあります。
中部地方を中心に飲食店を展開している3097 物語コーポレーションは3.09%の上昇、
カラオケ事業をしている2157 コシダカHDは2.7%の上昇となりました。
明らかに株価は経済再生に目を向け始めている様に感じました。
なのでこういった流れの時は大きな暴落は来ない様に思います。
10日はSQ日でしたが、今まで6月限に向かって積まれていた先物やコールオプションが
一気に強制決済されたことで買い需要がなくなり、途端に先物が下がりました。
メジャーSQ値は28,122.81円となり、現在まで幻のSQとなりました。
SQ値は日経平均採用銘柄の寄付き時点の大体の概算値で決定されます。
なので銘柄が寄った後の値動きにズレがあることもあります。
寄った後にストーンと下がったり、上がったりする場合があり、
その時の値動きにズレがあるので幻のSQと言われています。
今回の場合だとSQ値は28,122.81円でしたが、
10日の日経平均株価高値は28,044.45円となっており、幻のSQとなりました。
10日の下落の背景を見ていくとメジャーSQが大きく関係しています。
今まで投資家が売っていたのは6月限のコールオプションや先物でした。
それがSQで必ず強制清算されることで売りものがなくなってしまい、
それに伴い買い戻し需要もなくなりました。
また日経平均VIも約19ポイント台で低ボラティリティだったこともあり、下落の呼び水となりました。
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