関東財務局長(金商) 第2654号
一般社団法人日本投資顧問業協会 第012-02597号
13日の日経平均株価は26,987円と大幅続落となりました。
ドル円は一時1ドル135円台前半と、約20年ぶりの円安水準となっており、
これは金融政策正常化、早期利上げ観測によるものだと思いました。
また円建ての金も上昇しており、歴史的高値まであと少しといったところまで来ています。
完全なリスクオフ、景気後退ムードに入っています。
株式市場を見ると、全面安とはならなかったですが、
値上がり銘柄は約330銘柄、値下がり銘柄数が約1450銘柄だったので
手痛い相場からの週明けとなりました。
そんな中でもペントアップ需要、経済再生関連銘柄への資金流入が目立ちました。
例えば3193 鳥貴族HDは6.23%の上昇で年初来高値を更新しました。
またディフェンシブ銘柄など資産を守る様な銘柄にも資金が入っており、
例えば2875 東洋水産は2.73%の上昇、
9433 KDDIには押し目買いが入っており0.36%の上昇となりました。
また地銀にも資金が入っており、これは金利が上がって、
地方銀行の収益が向上するのではないかという思惑が働いたからだと思います。
8382 中国銀行は3.78%の上昇、7184 富山第一銀行は3%の上昇となりました。
またオプション市場を見ると、プットオプションに異変がありました。
図はプットオプションの出来高上位ランキングなのですが、
日経平均の外側の権利が結構買われていることが分かります。
なのでプットオプションには要警戒だと思います。
200日移動平均線を超えたのは結局3日間しかありませんでした。
そして価格帯別で見ると、商いをこなしている27,000円のラインを割り込んだ形となっており、
そうなると次の下値目処となると、26,000円のラインだと思います。
今年の日経平均は26,000円のラインである程度バックアップ機能が働いているので、
日本株を少し買いたいなと思ったら、
日経平均が26,000円割り込んだ日の後場とかに買ってみるのも良いかと思います。
今の日経平均株価は窓を開けていますが、この調子だと恐らく3つ目の窓が開きそうなので、
三空叩き込みで考えれば、14日の寄付きが少し大きな下げになれば、
打診でロスカット付きの先物を購入するのも面白いのではないかと思います。
直近の暴落を振り返ると、
ECBの利上げなどで金融引き締めが加速し、欧米市場が緊張しました。
そして金利がまず反応をして、米国政府からCPI警戒へのアナウンスが出て、
実際に物価が爆発したことで米国市場は暴落となりました。
そんな中、日本市場はメジャーSQ通過で売りイベントが消化されており、
楽観に包まれた低ボラティリティだったことも相まって大幅下落となりました。
世界全体で下落している状況ですが、
そんな中でも日本の投資環境は世界と比べて良い方だと思います。
なぜなら世界中が利上げの中で日本だけが唯一低金利を継続中であり、
円安であることから海外から見ても日本の市場はとても安く見えます。
そして政権支持率も世界の中ではTOPクラスであり長期政権になる可能性があります。
また経済再開が今月からスタートとなっており、コロナ対策でも日本の死者が最小となっています。
なのでこういった事柄が日本市場への追い風となるのではないかと思います。
しかしそれでも日経平均の暴落が恐いのであれば、
日経225オプションを使って暴落を支配するのをおススメします。
株は長期保有で、短期の下げを日経225オプションでやっていくのが良いと思います。
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