関東財務局長(金商) 第2654号
一般社団法人日本投資顧問業協会 第012-02597号
23日の日経平均株価は26,171円と小幅上昇となりました。
メジャーSQ通過後の6月第3週に海外投資家が現物株や先物で
約1兆7000億円もの売り越しをしていたことが判明しました。
株式市場を見ると、コロナ禍で生まれた勝ち組企業と負け組企業の差が
縮まってきた様に感じました。
例えばコロナ禍では商品市場に連動する様な企業やハイテク企業が勝ち組で、
行動制限などで人の行き来がなくなったことで影響を受けた企業が負け組となっていました。
しかしその企業間の差がどんどん縮まってきており、その内逆転する様な印象があります。
実際5月の百貨店売上高も前年比から57.8%増加しており、
ベントアップ需要の波が感じられます。
また23日の日本株を見ても9006 京浜急行電鉄、9041 近鉄グループ、9044 南海電気鉄道、
9142 九州旅客鉄道(JR九州)などが年初来高値を更新しており、
コロナ禍で憂き目を見ていたセクターが上がってきているのを感じます。
また23日の株式市場では地銀の5359 八十二銀行や8385 伊予銀行、
保険の8766 東京海上ホールディングスも年初来高値を更新していました。
岡山県に日本最大級の蓄電池工場が建設されるというニュースが話題になりました。
エネルギー自給率の問題は日本に重くのしかかっており、
世界的需要が今後最も増すであろう成長分野だと思います。
国策で進めていってもいい分野だと個人的には思っているので、
日本が今後こういった分野でも大きく成長して欲しいと感じました。
また相場が下落すると利益が出るインバース型ETFの取引高が増えていることも話題になりました。
実際23日の日本市場でも2034 NEXT NOTES 韓国KOSPI・ベアETN、
2047 NEXT NOTES インドNifty・ベア ETNが年初来高値を更新していました。
こういったものが年初来高値を更新すること自体が珍しく、
それだけ相場が弱気に傾きつつあることが分かります。
米国市場ではパウエルFRB議長の発言によって、景気後退の方向感が出てきた様に感じます。
ただ明日24日は株価指数算出などをしているFTSEラッセルが、
米国株価指数のリバランスをする為、今年最も活発な取引になるのではないかと期待されています。
景気の状況を表す指標として「ドクター・カッパー」とも呼ばれている銅価格が、
2021年からのレンジを叩き割り始めています。
こういったコモディティの方からも景気後退を示唆し始めています。
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