関東財務局長(金商) 第2654号
一般社団法人日本投資顧問業協会 第012-02597号
先週も大きな相場展開となりました。
相場予測に長けていることで有名な9843 ニトリHDの似鳥昭雄会長が
相場展開を見誤ったことを認める発言をしたことで話題になりました。
あの似鳥会長でさえ見誤う相場展開となっています。
実際図の日経平均株価の日足チャートを見ると、今年12回も500円超安がありました。
月2回のペースで500円超安が来ていることを考えると、
それだけ先物を使った短期筋の売買に伴う下落、
そしてそれに伴うオプション価格のデルタヘッジ、オプション価格の上昇などがあるわけです。
やはり上半期だけでこれだけの回数があるということは、
下半期ももっとあるのではないかと不安になりますし、
そういったところはオプションなどでヘッジをした方がいいのではないか思います。
そして日経平均株価の柱となっていた9983 ファーストリテイリングですが、
6月28日に日経平均株価が27,000円をつけて、そこから下落したのと同じように、
6月28日を境に大幅安となっています。
即ち日経平均株価の天井とファーストリテイリングの天井が一致しており、
これはやはり先物を使った上昇だったことが分かります。
また原油安を受けて、1605 INPEXや1662 石油資源開発が大きく下落となりました。
そして金曜日の夜に野村證券の海外部門から、
世界経済をリセッションに下方修正する旨のレポートが出ました。
NYダウは金曜日は上昇していましたが、米国10年債利回りが1日で5%も下がっており、
利回りが下がっていることは米国債券の買い需要が強いということなので、
どうしても景気後退を意識していることが分かります。
今週のイベントで大注目なのはやはり7月10日の参議院議員通常選挙です。
6日には日銀の生活意識に関するアンケート調査の結果が発表され、
6月のISM非製造業指数も同日に発表されます。
7日未明には6月14日・15日に開催されたFOMC議事要旨が発表されます。
そして8日はオプションSQ日を控えています。
相場がある程度強いという予想ならば、FOMC議事要旨発表までは
目先のアップサイドの上昇が続くのではないかと思います。
そしてこの議事要旨をきっかけに軟調になるのではないかと予想しています。
なぜなら7月8日にはオプションSQ日とETF分配金捻出売りがあるからです。
なので先走る売りが6~8日辺りに出るのではないかと思います。
そういったことから6日ぐらいから気を付けた方がいいかと思います。
また半導体指数(SOX指数)が3.8%も下がっているので、
月曜日の日本株の半導体株の上昇はあまり見込めないと思います。
しかし恐怖指数(VIX指数)が2ポイントも下がっているので、
日経225オプション市場の緊張感は多少は和らげられるのではないかと思います。
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