関東財務局長(金商) 第2654号
一般社団法人日本投資顧問業協会 第012-02597号
12日の日経平均株価は26,336円と4日ぶりの反落となり、
ここ最近の上昇幅を全て戻す形となってしまいました。
今日の日経平均株価の下落は株式主導の下落だった様に思います。
株式市場を見ると製造業関連の下落が目立ちました。
半導体銘柄の6323 ローツェは9.04%の下落で年初来安値を更新しました。
空気圧制御機器で国内外でも大きなシェアを誇る6273 SMCは、6.17%の下落となり年初来安値を更新しました。
また6423 竹内製作所は5.93%の下落、6806 ヒロセ電機は5.83%の下落、
2760 東京エレクトロンデバイスは5.84%の下落、7309 シマノは5.22%の下落、
7220 武蔵精密工業は5.22%の下落となりました。
製造業の中でも特に機械や電子部品関連が始値から売られており、
そこに日経平均先物が帳尻を合わせる形で売られたことで先物売りが加速し、
日本株の売りも加速したように思いました。
一方で、値上がり銘柄を見るとディフェンシブ株、特に薬品株が多い様に感じました。
3349 コスモス薬品は6.26%の上昇、4592 サンバイオは6.06%の上昇、
2395 新日本科学は6.03%の上昇で年初来高値を更新しており、
普段あまり目を付けていない様な企業が大きく上昇しました。
12日の東証プライムの売買代金だけでも概算で2.4兆円なので、
売りが多いというよりは全然買いが入らなかった状況だったと思います。
恐らく13日に米国の6月消費者物価指数(CPI)の発表があるので、
それを意識して先走った部分もある様に思います。
米国市場では米国株の出来高が年初来最低を更新した様です。
つまりそれだけ米国株の流動性が無くなってきており、
売る人も買う人も少なくなってきている、
ひいては人々が株式投資をする余裕もなくなりつつある状況ではないかと思います。
ただこれはネガティブな材料でもあり、ポジティブな材料でもあります。
図は日経平均株価の日足チャートで、25日移動平均線を割り込んでいる期間を赤で、
25日移動平均線を上抜いている期間を黄色で示しています。
大まかに見た感じだと今年に入ってから約25日ぐらいしか25日移動平均線を超えていません。
それだけ25日移動平均線が上値を抑えていることが多く、これは非常に良くない状況です。
そのうちドスンと大暴落がくるのを警戒せざるを得ない状況だと思います。
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