関東財務局長(金商) 第2654号
一般社団法人日本投資顧問業協会 第012-02597号
19日の日経平均株価は26,961円となりました。
市場は強いけど弱い、弱いけど強いといったフワフワと漂っている印象を受けました。
これは8月になると流動性が少なくなるので、
その前にあえて日本株を買うといった選択肢を行わないという状況、
恐らく夏枯れ相場なのではないかと思いました。
株式市場を見ると、19日は原油1バレル100円を超す場面もあった為、
1605 INPEXが4.68%の上昇、1662 石油資源開発は5.46%の上昇、
1518 三井松島HDは6.96%の上昇となりました。
また海運業も好調となっており、海運大手3社の9101 日本郵船は3.46%の上昇、
9107 川崎汽船は7.35%の上昇、9104 商船三井は3.91%の上昇となりました。
工作機械関係や半導体も順調で6383 ダイフクは4.33%の上昇、
6857 アドバンテストは1.26%の上昇となりました。
一方で洋上風力発電に使用する風車の世界大手が日本参入を見直すというニュースの影響で
9519 レノバが6.22%の減少、1407 ウエストHDが12.43%の減少となりました。
また電力関連やディフェンシブ銘柄も下落していました。
株式の物色の傾向だけ見るとリスクオンの気配になっていた様に感じました。
海外の様子を見ると、米国ではバイデン政権が気候変動を巡り、
非常事態宣言を検討していることが話題になりました。
また欧州の複数の企業と供給契約を結んでいるロシアの国営天然ガス会社ガスプロムが、
欧州へのガス供給を止めるといった発言も出ていました。
こちらのチャートを見ると、不確実性的な動きをしており、
朝からストンと売られ、夜は強くなるといった状態が所々で起きています。
しかし違う観点から日経平均先物ミニを見るとあることに気が付きます。
図は日経平均先物ミニの30分足のチャートですが、
着実に下値を切り上げていることが分かります。
なので下値に注目して逆張り的な発想で買いを入れてみるのも面白いかもしれません。
18日には日本市場は祝日で休場でしたが、日経平均CFDが27,000円を超えていました。
しかし祝日明けの19日に東証が開場になった途端、すぐに売られてしまいました。
先物やCFDの時間外取引では堅調であっても、CFD市場はあくまで仮の姿です。
最近ではTOPIXの方が弱く、売買代金も減少気味です。
CFD市場が強いということはそれだけ前向きに考えてもいいとは思いますが、
ただ今の状況は日本株を牽引していく柱がなく、オプション市場も軟調となっています。
またCFD取引は差額決済取引なので、CFD市場が騰がっているからといって、
一概に日経平均株価や日本株が強いとは言えません。
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