関東財務局長(金商) 第2654号
一般社団法人日本投資顧問業協会 第012-02597号
先週は世界株高となり、日経平均株価は7日間連騰となりました。
市場の過熱感を測る指標である騰落レシオを見ると、
騰落レシオ(25日)は130%台までいっており、これは今年1年間で最も高い水準で、
2021年9月の水準に差し迫ろうとしています。
ただ下落へのスイッチに切り替わってしまった時に、
この過熱感では調整の幅が結構高くなるのではないかと危惧しています。
なので今の騰落レシオの高さは素直に喜べないところでもあります。
久しぶりに52週移動平均線を超えたことです。
図は日経平均株価の週足チャートで、黄色の線が52週移動平均線を示しています。
この52週移動平均線を超えるのは今年初めてとなりました。
今回の上昇の初動は8035 東京エレクトロンや9983 ファーストリテイリングが牽引して始まったものなので、
この辺りが鍵となっており、それが崩れしてしまった時は、
日経平均株価や日本株が結構下落するのではないかと危惧しています。
またオプション市場のチャートでも上昇の初動が明らかだったと思います。
図は8月限27,000円のプットオプションのチャートで、
黒枠部分が上昇が始まった13日と14日の部分です。
約1000円つけていたプットオプションが一気に半値になったのが13日で、
そこからさらに下がったのが14日で、今ではたったの170円となってしまいました。
このプットオプションの動きを見るだけでも、
日経平均が下がる保険も大きく崩れていたことが分かります。
今週は米国市場・日本市場いずれも強い週でしたが、
米国市場は強いというよりはベアマーケットラリーだった様に感じました。
なので強くなったというよりはポジションのカバーだったのではないかと思います。
そして強くなったのは米国市場ではなく日本市場だった様に感じました。
株式ヒートマップでは米国市場は赤い部分が多いですが、
一方で日本市場の株式ヒートマップは緑の部分が非常に多いです。
なので強くなったというよりは日本株の相対的な強さが目立った印象を受けました。
図はビットコインの日足チャートですが、このビットコインが相場の鍵になるかもしれません。
ビットコインは久しぶりに下落トレンドから抜け出そうとしており、
上値を抑えていた移動平均線の集合体であるリボンチャートを超えようとしています。
ビットコインがこの収斂しているリボンチャートの中に入っているので、
ビットコイン初のビットコインが発信する大きなトレンドが出てくるかもしれません。
もしこのビットコインのチャートが大きくリボンチャートを上抜けすると、
リスク先行ムードがより高まって、半導体、株、日経平均へと波及していきそうです。
またビットコインのチャートがリボンチャートを上抜けなければ、
半導体、株、日経平均へと連動していく可能性があると思います。
オプションに関してはいよいよコールオプションを売ろうかなと考えています。
そして株式に関しては端的にいうと一段高はないかなと考えています。
なぜなら今週はFOMC週であり、その前に米国の大企業の決算を控えているからです。
そしてFOMCの前に統制を強めてきていたので、その反動がありそうな可能性があります。
なので安定よりも高値波乱になるのではないかと予想しています。
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