関東財務局長(金商) 第2654号
一般社団法人日本投資顧問業協会 第012-02597号
ジャクソンホール会議とは簡潔に説明すると、
毎年8月に米国ワイオミング州のジャクソンホールで開催される経済政策シンポジウムです。
歴史的な経済シンポジウムで1978年から40年間以上開催されています。
2020年・2021年はコロナ禍の影響でオンライン開催でしたが、
今回3年ぶりに対面で開催されることとなりました。
避暑地であるジャクソンホールに世界各国の金融政策関係者が集まり、
今年は8月25日~8月27日の3日間開催される予定です。
この期間内に金融経済対策についての話し合いや講演や討議が行われ、
各国首脳の現状認識や金融に対しての現状認識、
あるいは今後の各国の金融政策についての意見が交わるので、
世界の金融市場関係者が非常に注目している国際的なイベントとなっています。
ここまでジャクソンホール会議が注目される理由の一つに、
世界各国の中央銀行のトップどころが一堂に集結しており、
FRB議長などが会見を行う場面があるからです。
2010年のジャクソンホール会議の際に、
当時のFRB議長のバーナンキ氏が金融緩和の追加をアピールしました。
その発言によりマーケットは約5円の円高となり、そこから米国株は上昇していきました。
また当時の日銀総裁の白川氏が臨時で日銀金融政策決定会合を行い、
米国に歩調を合わせる形で金融緩和を発表しました。
この2010年以降、ジャクソンホール会議は世界の金融市場関係者にとって、
非常に注目を集める経済イベントとなりました。
世界的にインフレの抑制が非常に重要視されている中、
主な中央銀行は急ピッチで利上げや金融引き締めを行っています。
とりわけFRBのパウエル議長が9月以降の利上げやインフレ対応、
9月から開始されるQTに対しての見方をどのように示すのかが大変注目されています。
なので株式も日経平均もオプションも先物も、
25~27日以降の値動きが極端に変わる可能性があります。
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