関東財務局長(金商) 第2654号
一般社団法人日本投資顧問業協会 第012-02597号
26日の日経平均株価は28,641円と続伸となりました。
日経平均株価はチャート上ではトウバの様な形で終わりました。
古典的な罫線分析で考えれば、この形が出るのはあまり良くない状況だと思います。
日経平均株価は上昇はしていましたが、売買代金は2兆円と薄商いとなっています。
今週で一番高い日経平均株価に対して、
売買代金は今週で一番低いというあべこべな状態となっていました。
株式市場を見ると、一部の値嵩株の上昇によって日経平均が上昇していたことが分かりました。
日経平均への寄与度が高い9984 ソフトバンクグループの1.19%の上昇や、
8035 東京エレクトロンの2.23%の上昇が影響したと思います。
その他の上昇銘柄を見ると、農薬・肥料で有名な4979 OATアグリオが
17.03%の上昇で年初来高値を更新しました。
また原子力関連機器を手がけている7711 助川電気工業が
8.13%の上昇で年初来高値を更新しました。
そしてジャクソンホール会議のアジェンダは公表されました。
ただFRBのパウエル議長の講演内容自体はまだ公表されていないので、
そちらに注目が集まっています。
ただジャクソンホール会議前に買いが入っているのは勇み足の様な気がします。
また中国が1兆元規模の景気刺激策を発表しました。
これにより米国市場に上場している中国株が上昇し、
その流れで9984 ソフトバンクグループも上昇しました。
ビットコインはリスクオンになっていませんでした。
リスク資産の代表格である暗号資産が大して戻っていないということはいささか引っかかるものを感じます。
米国の債券市場では、
短期の国債利回りが長期の国債利回りを上回る、逆イールド現象が起きています。
そしてこれは米国だけに限った現象ではなく、
イギリス、カナダ、スウェーデン、ニュージーランドなど複数の主要国で起こっています。
複数の主要国が逆イールド現象が起きているのに楽観状態のままでいるのは正直どうかと思います。
逆イールド現象が発生した後はほぼほぼ景気後退入りとなるので、
どうしても「景気後退」は意識しておく必要があります。
そして、今世界全体で異常気象に見舞われています。
世界で同時多発的に干ばつが起きており、
500年で最悪の干ばつが起きているとも言われています。
そして中国でも熱波が起きています。
そうすると改めて穀物の価格が高騰して、インフレリスクに直面する可能性が高まります。
こういったことも含めて改めて2022年は激動の時代だと思いました。
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