行き過ぎた楽観論が修正された米国市場

注意書き①

8月29日の相場解説

29日の日経平均株価は27,878円と3日ぶりの大幅反落となりました。

日経平均株価は一時は800円超の下落もあり、2.66%の下落となりましたが、

TOPIXは1944.10ポイントで1.79%の下落となりました。

日経平均株価がここまで大きく下がったのは一部の株価が高い値嵩株の下落、

8035 東京エレクトロンの5.1%の下落や6861 キーエンスの3.8%の下落、

9983 ファーストリテイリングの2.8%の下落がかなり影響した様に思えます。

もちろん裁定買い残や先物買い、あるいはダブルインバースなどの

そういった思惑で積みあがっていたものが一気に解消されたのも下落の一因にあると思います。

しかし日本株全体の相場観的な動きをするTOPIXが

NYダウの下落の約半分しか下がっていない状況だったり、

日本株自体はそんなに下がっていない状況を見ると、

ただ単に日本株がNY市場の下落に付き合っているだけで、

日本株自体は強いままだと思います。

なので日本株は買いでいいのではないかと思います。

実際VIX指数は時間外では26~27辺りまで上がっていましたが、

日経平均VIは前場に22ポイントを超える場面もありましたが、

21ポイント台に収まっており、そんなにボラティリティが緊張状態ではありませんでした。

 

株式市場を見ると、新興株が強かった印象があります。

弊社のYouTubeでも度々紹介している3496 アズームは0.12%の上昇で、

金利がこれだけ上がっている状況下でも強さを感じました。

この企業は遊休不動産の活用や不動産テックを使った企業であり、

業績も増収増益で非常に好調な企業だと思います。

またアフターコロナ関連銘柄の2780 コメ兵HDも2.17%の上昇で強かった印象があります。

 

 

 

急落の理由はシンプル

今回の米国市場の下落理由はシンプルなもので、

警戒心の無さが最もな理由だと思います。

ジャクソンホール会議の講演でFRBのパウエル議長が、

市場のインフレへの警戒の無さに激怒したことで

NY市場は僅か10分の間に大きく下落したのが一連の流れだと思います。

 

 

 

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