関東財務局長(金商) 第2654号
一般社団法人日本投資顧問業協会 第012-02597号
1日の日経平均株価は27,661円と続落となりました。
月初の買いより月初の売り圧力が不穏な動きを見せており、
月初にこれだけ売られるというのは少し嫌な9月相場を意識しないといけないかもしれません。
株式市場を見ると、9月になってドル高円安になったので、
輸出株が上がると思いきや日本株は下落してしまいました。
特にNVIDIAの輸出規制の影響で日本の半導体銘柄も大きく売られました。
8035 東京エレクトロンは3.35%の下落、6857 アドバンテストは4%の下落、
6920 レーザーテックは3.17%の下落、6146 ディスコは3.07%の下落となりました。
この様に主な半導体銘柄が大きく売られていたので、
日経平均を持ち上げるためには少し材料不足だったところがあります。
また海運株も下がっており、9101 日本郵船は2.99%の下落、
9107 川崎汽船は3.15%の下落、9104 商船三井は3.01%の下落となりました。
ただ9101 日本郵船や9104 商船三井などは9月に中間配当があり、配当利回りも10%を超えているので、
その辺りを意識した海運株の動向には注目をしておきたいところです。
9月に入ってから8月には見受けられなかった強い売り圧力の存在を感じます。
7月や8月前半は夜間取引は常に日経225先物が上がっていたイメージがありますが、
それが最近では日経225先物が夜間に弱くなっている状況が続いています。
そしてこの強い売り圧力の存在が9月のSQをドラマチックにするかもしれません。
米国市場を見るとジャクソンホール会議後から米国株は不調となっています。
やはり9月に入ってQTが始まったので、そういったところを先取りしている側面があると思います。
しかも終値ベースだと先月よりも一番高いところで終わっており、
先物買いで進んでいた7月の中旬ぐらいの水準ぐらいまでボラティリティが高くなっています。
米国株が急落してからもプットオプションやVIは下落傾向にありましたが、
今回は初めて日中通してずっと買われていた状況となりました。
あれだけ米国市場が下落していても下がっていた状況から、
今回は持ち上がったということは気を付けないといけないポイントかもしれません。
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