CPIショック再び!?日本株の弱気展開はまだ早い!!

注意書き①

9月14日の相場解説

14日の日経平均株価は27,818円と大幅下落となり、一時は800円超の下落となる場面もありました。

米国の8月消費者物価指数(CPI)が発表され、市場予想を上回る結果となりました。

これによりFRBの金利引き締めが更に加速されるのではないかという思惑から

NYダウは1200ドル超の急落となり、日本市場も影響を受ける形となりました。

インフレはピークアウトするどころかオーバーキルされた形となり、

いわゆるスタグフレーションを意識した状況に満ち満ちています。

 

株式市場を見ると、アフターコロナ関連銘柄でもインバウンド関連の上昇が目立ちました。

9603 エイチ・アイ・エスは5.34%の上昇、6191 エアトリは2.81%の上昇、

2780 コメ兵HDは1.44%の上昇となりました。

そして6561  HANATOUR JAPANは5.4%の上昇、

3926 オープンドアは3.24%の上昇で共に年初来高値更新となりました。

一方で半導体銘柄の軟調が目立ちました。

8035 東京エレクトロンは3.69%の下落、6920 レーザーテックは2.06%の下落、

6146 ディスコは2.4%の下落、6857 アドバンテストは4.11%の下落となりました。

 

そして日銀が「レートチェック」を実施したことが分かり、

為替介入の準備をしているのではないかと話題になりました。

 

またNASDAQ構成銘柄がコロナショック以来の全部売りとなりました。

しかし日本株の弱気転換はまだ時期尚早だと思います。

せめてTOPIXが200日移動平均線を割るか、

日経平均株価が27,200円を割って引けたときに弱気転換するのはありだと思います。

そしてこういった不安定な時にこそ日経225オプション取引を覚えておくのが良いかと思います。

 

 

 

CPIショックの再来!?

220914NYダウ
図のNYダウの日足チャートを見ると、

今年に入ってから200日移動平均線を超えたのは僅か約10日間ぐらいとなっており、

明らかに下落傾向に入っていることが分かります。

 

今回CPIショックの再来の様になった背景を振り返ると、

前日まで楽観状態だったことが大きく関係していると思います。

そんな状態の中でコアCPIが市場予想を上回り、NYダウは大幅下落となりました。

また16日にアメリカSQやトリプルウィッチングを控えており、

これらも相場を走らせた切っ掛けの一つだと思います。

そして今まではFOMCが0.75%の利上げを実施するという論に支配されていましたが、

これが1%の利上げも必要なのではないかという論が出てきたことで、

相場の下落が更に加速されたのではないかと思います。

 

 

 

暴落相場での3つのポイント

暴落相場でのポイントとしては、主に3つあります。

 

まず1つ目が夜明け前が一番暗いということです。

相場も滅茶苦茶になってしまったときが一番暗いので、

暴落相場では夜明け前を常に狙うということを心掛けた方が良いです。

そして2つ目が本質的な価値は暴落しても変わらないということです。

米国市場が暴落しようが利上げしようがビジネスモデルは変わらないという企業は、

株価は変わるけれども本質的なその企業としての価値の部分は変わりません。

なのでそういった企業の株は下落したとしても、

本質的な価値は変わらないことを意識した方がいいと思います。

最後の3つ目はこういった時こそオプション取引を賢く使うことです。

 

 

 

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