関東財務局長(金商) 第2654号
一般社団法人日本投資顧問業協会 第012-02597号
15日の日経平均株価は27,875円と小幅上昇となり、
米国市場の緊張感が少し緩和されている状況の様に感じました。
株式市場を見ると、インバウンド関連銘柄の上昇が目立ちました。
ペントアップ需要もあり、次から次へと連想ゲームの様に上昇している印象を受けました。
例えば3287 星野リゾート・リート投資法人は2.46%の上昇となりました。
観光客向け着物レンタル事業を展開している9271 和心は黒字見通しではあるけれども赤字企業なのにも関わらず、
テクニカルなど無視して上昇が続いており、15日は7.97%の上昇となりました。
そして6561 HANATOUR JAPANは6.12%の上昇、
3926 オープンドアは1.46%の上昇で昨日に続いて年初来高値更新となりました。
この様にペントアップ需要やインバウンド関連などのテーマ株の躍進が続いており、
そういったものの裾野が広がって盛り上がっている状況となっています。
一方で東京五輪・パラリンピックを巡る汚職事件で会長が贈賄容疑で逮捕された
9468 KADOKAWAは8.72%の大幅急落となりました。
日銀の黒田総裁の3月退任説が市場で話題になっています。
もし今後日銀が米国のFRBの様に利上げや物価目標を引き上げるようなことがあれば、
円高に走る可能性があり、更にインフレからデフレにまたなってしまう可能性があります。
なのでそういったことから誰かどんな政策で日本の金融政策を引っ張っていくのかは、
来年の超重要テーマとして注目していきたいところです。
図は日経225先物の15分足チャートですが、揉み合い状態が続いているのが分かります。
株価チャートの基本で考えると、
揉み合い時間が長ければ長いほど離れた方向にいくエネルギーが溜まっていくので、
日経平均が放れた方向に動き出す可能性が高まっています。
なので今は相場は少し落ち着いていますが
上か下かで放れそうになっていることを考えた方がいいかと思います。
今米国株の見通しはハッキリと二極化されています。
キャシー・ウッド氏が率いるアーク・インベストメント・マネジメントは米国株の大規模な押し目買いを行い、
米国株がこれからリバウンドをし、デフレになるスタンスをとっています。
一方で世界最大級の投資ファンド、ブリッジウォーター・アソシエーツを率いるレイ・ダリオ氏は、
金利が4.5%に達すれば、株価は約20%下落するという悲観的な予想をしています。
また米国の著名投資アナリストであるトーマス・リー氏は今まで強気のスタンスでしたが、
「10月初旬に米国株が底を打つのではないか」と弱気のスタンスに変わりました。
この様に米国株の見通しは二極化が進んでいる状況となっています。
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