関東財務局長(金商) 第2654号
一般社団法人日本投資顧問業協会 第012-02597号
21日の日経平均株価は27,313円と反落となりました。
株式市場を見ると、日本株は軟調となっています。特に日本株の大型株が非常に軟調だった印象を受けました。
半導体銘柄で有名な8035 東京エレクトロンは1.58%の下落で年初来安値更新となりました。
6976 太陽誘電は1.81%の下落、6758 ソニーグループは1.79%の下落でともに年初来安値を更新しました。
また仕組債の影響で中小型の証券会社が下落しており、8613 丸三証券は1.96%の下落で年初来安値更新となりました。
そして6619 ダブル・スコープが20.21%の下落で3日連続ストップ安となりました。
日本株の買いの流入が少なくなってきたのは、やはり「レートチェック」の言葉が出てきた辺りからなので、
円安を誘導しているのに為替介入するのではないかという、海外投資家から見たら一体どっちなんだと思うところが
日本株に売りが入った背景の一つだと思います。
日経平均株価のチャート上では75日移動平均線を割り込んでしまっています。
過去のチャートを見ても75日移動平均線を割り込むと相場が走っていたので、
ここからの大幅下落の可能性も覚悟しておく必要が出てきています。
米国市場では金利が更に上昇しており、米国の短期債とS&P500の利回りを比べると、
米国債で安定的な投資をした方がいいのではないかという流れになりつつあります。
これが金利上昇株安といった状況を生み出しています。
そしてロシアで部分的動員が表明されたことで、地政学リスクが勃発しており、
これもまた相場を少し揺らし始めています。
オプション市場を見ると、意外にもプットオプションはあまり買われていません。
祝日前でしかも日銀金融政策決定会合やFOMCを直前に控えているのにも関わらず、
全然警戒していない状況となっています。
これは投機筋がオプション市場での相場急落を狙うというよりは、
為替市場での投機マネーを狙うのに集中しているので、
オプション市場は今のところは突っつかれていない状況なのではないかと思います。
今回のFOMCで注目するポイントは利上げの幅ではなく、ドットチャートだと思います。
ドットチャートとはFOMCメンバーが政策金利を予想し、
それぞれをひとつの点として散布図化したもので毎年3、6、9、12月に更新されます。
このチャートから政策金利の見通しが読み取れるので、今回のドットチャートで来年の利上げの見通しが
深く激しいものになるのでというところが焦点になるかと思います。
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