関東財務局長(金商) 第2654号
一般社団法人日本投資顧問業協会 第012-02597号
29日の日経平均株価は26,422円と反発となりました。
イギリスの国債が暴落したことで市場が混乱し、
その混乱が金融危機に発展するリスクまで出てきました。
そこでイギリスのイングランド銀行は市場の安定化の為、
今までの自前の政策とは異なるものでしたが、
一時的にイギリス国債の無限買い入れを実施しました。
これが米国の金利低下や米国株上昇に繋がり、
それにつられて日本株も上がるといった流れになりました。
やはり債券・金利・株は密接にリンクしており、
1回崩れてリバウンドしている状況にはなりましたが、
どこかでアジア通貨危機やロシア通貨危機、LTCMショック辺りの値動きを
相場の韻を踏むのではないかと警戒をしています。
とはいえ29日の相場はリスクオフの一服という形になりました。
株式市場を見ると、軒並み鉄道関係銘柄が上昇していました。
9020 JR東日本は1.71%の上昇、9021 JR西日本は1.44%の上昇となりました。
その他にも9001 東武鉄道は3%の上昇、9006 京浜急行電鉄は3.37%の上昇、
9024 西部HDは1.28%の上昇、9031 西日本鉄道は4.06%の上昇、
9048 名古屋鉄道は4.84%の上昇、9044 南海電気鉄道は4.04%の上昇となりました。
また日経平均株価やTOPIXよりもグロース指数は伸びを見せました。
所謂金利高に弱いグロース株辺りが一斉に反発しており、
バリュー株よりもグロース株が反発しているということは、
金利の上昇を一段と織り込みに入っているのかなと思う動きをしていました。
そして投資主体別売買動向が発表されました。
海外投資家はなんと6000億円の日本株を売り越していたことが分かりました。
また昨今の幼児の園バス置き去り事件を受けて、
政府が通園などに使われるバスへの安全装置の設置を義務化するといったニュースが話題になりました。
この様な安全装置に関しては意外にも6762 TDKや6981 村田製作所もやっていますが、
やはりトヨタグループの7259 アイシンが子どもの車内放置検知システムについて
強い知見を持っているのでこれから注目されていくのではないかと思います。
そして月末安の連続記録が8月から4カ月連続で続いています。
なので30日の動向が気になるところです。
図は日経平均VIのチャートですが、28ポイント手前まで伸びて、
24ポイントには割り込まないといった状況になっています。
ただ24ポイントを割り込むとチャート上で宵の明星が完成するので、
ピークアウトしたと仮定し、ボラティリティの低下があれば、
恐らく一服したという形になるのではないかという思います。
そして権利落ち日に全戻しした形になるので、TOPIXは非常に強い形になっています。
また26,000円が一つの壁になっているので、そこを割り混んだらまた弱気に傾けばいいと思います。
なのでそこまで怖がる必要は今はないと思います。
図は日経平均株価の月足チャートで、30日に9月の月足が確定されるのですが、
現状月足べースで26,000円を割れることはありませんでした。
なので今の状態はそこまで怖い状態ではないと思います。
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