関東財務局長(金商) 第2654号
一般社団法人日本投資顧問業協会 第012-02597号
30日の日経平均株価は25,937円と大幅反落となりました。
ついに26,000円を割り込んで25,800円台でようやく売り一巡感が出ました。
5カ月連続の月末安となり、終値は26,000円割れとなりました。
ただ月末安のフローを乗りこなせば、来週は流石に5週連続安になる可能性は低く、
なったとしても陰の極になるのではないかと考えています。
株式市場を見ても非常に下がっており、優良株が相当に売り込まれていました。
特に自動車株の売られ方が酷く7211 三菱自動車は7.99%の下落、
トヨタと資本提携をしている7261 マツダは8.17%の下落といずれも大幅下落となりました。
また7259 アイシンは4.38%の下落、7013 IHIは6.06%の下落、
4186 東京応化工業は2.11%の下落で年初来安値更新となりました。
しかしこういった状況下でもインバウンド関連銘柄はそこまで売り込まれてはいませんでした。
ここまで株が破壊的な下落となった背景としては、
9月末に向けてのポートフォリオを良く見せるための売り、
あるいは外債投資をしている為の合わせ切りがあったのではないかと思います。
今の様な金利が上がっている状況が日経平均株価、ひいては日本株の割安さを消している印象を受けました。
図は日経平均VIのチャートですが、実はまだ5月や6月の水準にも至っていません。
近い将来、チャート上で陰線が出るはずなので、そこがボラティリティのピークアウトになると思っています。
なので取引時間中にボラティリティが買われるのは流石にもうないのではと思いますが、
それでも日経平均VIが上昇していくとなると、それは要注意だと思います。
とはいえセオリー的にはそろそろ近いうちに陰線が出そうだと思います。
全米アクティブ投資家協会(NAAIM)が発表している
機関投資家の米株の保有状況を示す指数が2020年3月以来の低水準となっており、
米国株に対する投資家心理が大きく弱気に傾いていることが分かりました。
ボラティリティのピークアウト、恐怖指数も徐々にピークアウト感が出ており、
マーケットでは優良株ですら売られて悲観的になっており、
個人投資家の心理状況も非常にマズイことになって、皆が弱気になっている状況となっています。
これは即ち相場反転のプロセスではないかと思います。
暴落は相場を新陳代謝させます。
相場が反転するには今回の様な株売りで投資家の入れ替えが必要となり、
こういった淘汰や新陳代謝によって市場が健全化されます。
なので暴落を生き残ることが出来れば新しい相場サイクルに乗ることが出来ます。
また暴落相場は数ヶ月に渡ることはなく、続いてもせいぜい1~2カ月で長続きはしません。
残りの相場は揉み合い相場か上がる相場になります。
また暴落相場では株式の価格は上下しても、企業の生み出す価値は普遍的です。
なので来週になってもなお暴落が続くのであれば、オプション取引で対応するのが良いと思います。
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