利上げ修正の思惑だけで騰がるNYダウ。先導株は一服へ。

注意書き①

10月5日の相場解説

5日の日経平均株価は27,120円と3日続伸となりました。

日経平均株価もTOPIXも寄り付き天井で後場が安いといった状況で、

ここ2日間上昇してきていたものが

3日目になって上昇するパワーが薄れてきている様に感じました。

 

株式市場を見ると、先導株に売りが入っていたのが印象的でした。

8035 東京エレクトロンは0.65%の下落、7974 任天堂は0.64%の下落、

8306 三菱UFJフィナンシャル・グループは0.42%の下落となり、

そんな中でも上がっていたのは6920 レーザーテックの0.1%の上昇ぐらいのものでした。

今まで上がっていた先導株がひとまず一服した様な印象を受けました。

米国の9月ADP雇用統計や7日金曜日の米国の雇用統計を見る為に、

急騰モードがお休みモードに入った様に感じました。

 

NYダウは連日大幅続伸となっており、4日には約800ドル超高となりました。

しかしそんな上がっているNYダウに対して、恐怖指数であるVIX指数の様子を見ると、

意外と1ポイントしか下がっておらず、そんなに楽観的な状況にはなっていません。

まだまだ続く高いボラティリティ相場を示している様にも思いました。

実際NYダウの急騰も利上げ修正の思惑だけで騰がっている状況なので、

現状は何も変わってない状況だと思います。

 

 

 

米国市場の様子

221005S&P500
図のS&P500のチャートを見ると、今年はずっとベアトレンドにあることが分かります。

なので今回の反発もベアトレンドの中の一時的な反発であると思いますが、

MACDのテクニカルを見るとゴールデンクロスが起きようとしていることが分かります。

 

221005ハイ・イールド債
そして相場の体温を測る上で重要な指標でもあるハイ・イールド債では、

チャート上でMACDのゴールデンクロスが起きて強気になっています。

ただこれが強気の罠にならなければいいなと思います。

 

221005金
図は金CFDのチャートで、金は景気後退に強い商品なので、

資産分散の運用先の一つとして推奨しています。

そしてこの金が景気後退というムードになってから週明けに一番動いており、

注目しているところです。

 

 

 

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