関東財務局長(金商) 第2654号
一般社団法人日本投資顧問業協会 第012-02597号
先週は非常に乱暴な動きをした週だったと思います。
1週間通して見れば横這いな、週初下がって週末戻るといった相場で、
非常にボラティリティが高い相場だったと思います。
なんとなく26,000円を割り込まない動きがまだ続いている状況です。
これだけ米国の金利が高く、米国株が乱高下している中で、
日経平均株価が26,000円を地盤として足場を固めていることが見て分かります。
日本株ではインバウンド関連銘柄が非常に強かった印象があります。
そしてイギリスの年金基金が市場が荒れる原因となりました。
LDI(債務連動型運用)という戦略をとった年金基金が、
イギリスの債権が大きく暴落したことで追証を支払う必要が出てきました。
その支払の為の資金を捻出するために、保有資産の多くを占める国債や社債、
海外株式の売りをする羽目になりました。
これにより様々な米国株や欧州株、日本株までもが下落してしまいました。
12日に発表された8月の機械受注統計は9098億円と前月比5.8%の減少となりました。
機械受注というのは半導体市況や精密機械を司る部分があり、相当な落ち込み具合なのが分かります。
それでも日本株は強さがあります。
これは企業努力、それに伴う財務面の高さ、
金融緩和によってもたらした自社株買いや財務面での評価というのは非常に強いです。
どれだけ外国人投資家が売っても自社株買いがカバーする、
あるいは財務面などのバリエーションでも評価される状況があるわけです。
また来年度の日本の経済成長率は世界でも結構高い状況なのは、
本当にアドバンテージであり、チャンスだと思います。
ある程度の日本のオプションのイベントも通過しており、
ここから強烈に上がったり下がったりする乱高下のトレンドはちょっと緩いのではないかと思います。
図は日経平均VIのチャートですが、こちらも天井を打った形で下がり始めており、
24ポイントを割り込むとガクガクっと下がってくるのではないかと思います。
また10月のSQから11月のSQの間に1000円以上暴落したのはわずか1回だけなので、
強気でいいのではないかと考えています。
10月限SQ値は26,666.31円と低めなので、ここから更にSQ値が1000円も下がるというのは、
過去の歴史から考えてもあまりないので、道半ばで揺れることはあるかもしれませんが、
基本は強気でいきたいなと思います。
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