関東財務局長(金商) 第2654号
一般社団法人日本投資顧問業協会 第012-02597号
2日の日経平均株価は27,663円と3日ぶりの小幅反落となりました。
チャート上では3日連続陽線となりましたが、
終値ベースでは高値をギリギリ更新できなかった形となりました。
株式市場を見ると、若干値下がり銘柄数の方が多かったです。
ただ市場は中間選挙やFOMCへの警戒よりも
好業績を出した株を買おうとする勢いの方が強い状況はまだ続いていると思います。
上昇した銘柄を見ると6758 ソニーグループは7.01%上昇、
5480 日本冶金工業は13.19%の上昇で年初来高値更新となりました。
後場に決算発表があった7270 SUBARUは、通期の業績予想の大幅上方修正によって7.04%の上昇となりました。
そして上場廃止の噂が出ている9984 ソフトバンクグループは1.99%の上昇で年初来高値更新となりました。
一方で減益の見通しが出た3681 ブイキューブは15.08%の下落でストップ安となりました。
このように日本株は濃淡がはっきりと出ている状況となりました。
9984 ソフトバンクグループは10月から11月の間で何と約40%も騰がりました。
連日年初来高値更新が続いており、なぜこういった状況になったのかというと、
それは上場廃止の噂、即ち自社買収(MBO)の噂が出てきたからです。
ここ5年間近く孫社長は株式非公開化を模索していた歴史があります。
MBOをするときに人員削減をするという流れはよくあるのですが、
ソフトバンクもビジョン・ファンドの人員を20%以上削減しています。
ソフトバンクの保有する企業の株式時価総額は20兆円以上あると言われており、
今の株式市場に対しての株価の評価は低すぎると言われています。
また上場廃止をすることで四半期毎の業績や
株価下落をさほど意識せずに済むといったメリットがあります。
MBOとはManagement Buyoutの略称で、経営陣が参加する買収と言われています。
MBOをすることで経営の自由度がアップしたり、
長期目線の経営戦略の実行や上場コストの削減などのメリットがあります。
また既存株主に対して株価プレミアムを付けて経営陣が買い取るので、
MBO発表後の株価は買収プレミアムの為に株価が騰がりやすい傾向があります。
そういった思惑から今ソフトバンクグループの株価は上昇しているわけです。
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