関東財務局長(金商) 第2654号
一般社団法人日本投資顧問業協会 第012-02597号
9日の日経平均株価は27,716円と3日ぶりの反落となりました。
しかしここから暴落になる様には思えませんでした。
ただ昨日は全員が同じ上昇の方向を向いていた形跡があったので、
逆張り的に考えると短期的にはコールオプションなどはピークアウトしたのではないかと思います。
全体的な市場の空気としては、
「一先ず利益確定しよう」といった空気に包まれていた様に感じました。
株式市場では8日に業績発表した7269 スズキが気になりました。
7269 スズキは決算が大幅上方修正の影響で3.52%の上昇となりました。
円安恩恵銘柄ではありますが、円安の影響というよりは、
インドでの販売が非常に好調だったことが影響して好業績に繋がりました。
金融市場というのは全てが網の目のように通じているので、
暗号資産がこれだけ下がってしまうと
他のリスク資産に対してもかなりの悪影響を与えるのではないかと思います。
日本のプラチナの円建てはなんと7年ぶりの高値となっています。
レアメタルであるプラチナは希少金属であり、採掘量が金の1/20しかありません。
そして工業用材料としての側面も持っており、さらに水素関連の需要もあります。
なので長期的にみてもプラチナの価値は面白いものになると思います。
金投資のメリットとしてはまず破綻のリスクがないことです。
そして歴史的にみても不景気に強く、世界中のどこでも流通しうるものです。
過去を振り返ると1980年のオイルショックや2011年のリーマンショック、
2020年のコロナショックのときに金価格は異常に高騰しました。
深刻なスタグフレーションのときに金は高騰しやすく、
それだけ金は不確実性に強い投資商品とされています。
なので資産運用を取り巻くリスク、地政学リスクや天災、欧州問題などを考えると、
ポートフォリオの一部としてやはり金投資をした方が良いと思います。
今の金はドルベースでは年初来のパフォーマンスから6%下がっています。
そして50日移動平均線を大きくブレイクして、持ち直そうとしています。
2022年の金が不調気味だった背景には、高金利が影響しており、
金は金利が貰えないということで不調となっていました。
しかし来年以降の景気後退を考えると
今が金投資について考える丁度良い機会ではないかと思います。
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