関東財務局長(金商) 第2654号
一般社団法人日本投資顧問業協会 第012-02597号
14日の日経平均株価は27,172円と続伸となりました。
日経平均は27,000円台まで回復し、オプションの需給通りの動きとなりました。
売買代金も2.3兆円程しかないので、オプションに支配されやすい状況となっています。
株式を見ると旅行関連銘柄、陸運・空運、鉄道辺りの上昇が目立ちました。
航空関連を見ると9202 ANAホールディングスは3.6%の上昇、
9201 日本航空(日本航空)は4.8%の上昇となりました。
この上昇の背景には、
13日にあった米国大手航空会社のデルタ航空の決算発表にあります。
決算発表の内容が市場予想ほど落ち込まなかったことや、
堅調な旅行需要があることが分かった為、一斉に旅行関連に買いが入った流れとなります。
また9983 ファーストリテイリングの決算発表で通期上方修正があったので、2.1%の上昇となりました。
米国市場は消費者物価指数が発表されてから、
悪材料織り込み済みと判断して、インフレが一旦ピークアウトしています。
市場は少しリスクオンに傾いているというのが今の状況です。
とはいえ米国経済はこれから誰もが経験したことがないような
スタグフレーションに突入していくのではないかと思います。
15日は聖金曜日の為、米国市場は休場となります。
そして米国市場が休場する時は日本のボラティリティが低くなるので、
オプション主導で上昇していく展開は予想出来ません。
なぜならコールオプションの出来高を見ると1000枚を超えておらずボリュームがありません。
コールオプションが盛り上がらない限りは、ここからの上昇していく展開は難しいと思います。
なので相場は恐らく揉み合いになるのではないかと思います。
そして来週以降の展開を考えていくと、
グローバルなニュースなどを考慮する必要は勿論ありますが、
もし仮に27,200円を超えた段階でオプション売買が加速すれば、
5月までは騰がると思いますが、短命で終わると思います。
それはスケジュールを見て分かる通り5月の大型連休を控えており、
日本市場にとって流動性がない状況となるので、
連休前にポジションを手仕舞う動きになりやすいからです。
一方で今の様にじっくりと株中心の循環物色であれば、上昇していくのではないかと思います。
また毎日NASDAQが2%上下している状況は市場にとって良くない事です。
なのでNASDAQが安定していれば、
グロース株中心に相場が上がっていく可能性はあると思います。
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