関東財務局長(金商) 第2654号
一般社団法人日本投資顧問業協会 第012-02597号
エネルギー安全保障やウクライナの問題で資源価格が高騰しています。
そんな中、核融合発電が非常に注目されています。
今回は今大注目の核融合発電に関連する銘柄について紹介していきたいと思います。
核融合発電は約30年前から実現に向けて取り組まれています。
核融合発電は原子力発電よりも極めて安全性が高いと言われており、
核融合発電の燃料には水素と同位体のトリチウムが使われており、
このトリチウムは海水の中に含まれているので無尽蔵の発電燃料となると言われています。
そういったことから核融合発電は夢のパワーと言われてきました。
核融合発電の研究は「ITER計画」と呼ばれており、
日本・欧州・米国・ロシア・韓国・中国で進められています。
今回は弊社の本田が気になっている核融合発電に関連する銘柄について紹介していきます。
【1605】INPEX
原油・ガス開発生産の国内最大手の企業です。
核融合関連企業に出資するということで日経新聞に取り上げられていました。
INPEX自体が原油や再生可能エネルギーに取り組んでいる企業なので、
巨大なエネルギー企業になるのではないかと思います。
【4026】神島化学工業
窯業系の不燃内外装建材を主力にしている企業です。
核融合発電のレーザー核融合発電実験に、
独自に開発したレーザー発振用大型セラミックが採用されました。
また世界で唯一セラミックス透明化・緻密化技術を持っており、
JAXAを中心に研究開発が進められている宇宙太陽光利用システムにも使われています。
非常に未来を想起させる事業展開をしていますが、
核融合発電関連銘柄としては未だ見られていない為か足元の株価は軟調となっています。
【7711】助川電気工業
「熱と計測」に特化した研究開発型の企業です。
核融合炉のブランケット材として注目される液体リチウムなどを手掛けています。
【5310】東洋炭素
黒鉛・カーボン関連の企業で、
原料調達から製造・加工までの一貫生産に強みを持っています。
原子力の高温ガス炉の炉心材や核融合炉の炉壁材など特殊な分野に製品を供給しています。
経済産業省の資源エネルギー庁が発表した今後の原子力政策によると、
国内での核融合実験炉建設に向けた製造や試験を必要としており、
民間主導の取り組みも進めていき、2030年頃の実用化を目指している様です。
目先としてはMicrosoftのビルゲイツ氏も出資している小型炉の開発・実現を目指し、
核融合発電は次の革新的な原子力技術として注目されています。
去年の段階では主だって注目されていなかった核融合発電ですが、
こういったウクライナ問題などがなければ生まれなかったテーマかもしれません。
いつもブログにアクセスして頂きまして ありがとうございます。
もし今日のブログ記事が投資の参考になりましたら大変お手数ですが
こちらのバナーをクリックして暁投資顧問の応援をして頂けますと幸いです。
最新情報をお届けします