関東財務局長(金商) 第2654号
一般社団法人日本投資顧問業協会 第012-02597号
先週は非常に株が強い1週間だったと思います。
また先週金曜日の日経平均株価の日足チャート上では、
50日単純移動平均線と100日単純移動平均線が大きくゴールデンクロスをしており、
過去ゴールデンクロスしたときのデータではほとんどのケースで日経平均は上昇していました。
2022年1月にデッドクロスしてから約半年近く続いていたものが解消されて、
いよいよ短中期的なトレンドが変わったのではないかと思わせる強い動きでした。
今、日本株は内需の株が鍵を握っています。
アジアの経済再開競争が加速しており、
日本の経済再開の方針、即ち国内から海外への再開方針も目処が立っており、
円安という環境と、コロナの感染者数も抑えられているということで、
相対的な企業収益の見通しがクリアになっており、
日本株はこれから益々注目されて資金が集中していくのではないかと期待しています。
米国市場では金曜日にNYダウが300ドル近く下落しました。
VIX指数はたいして上がっていませんでしたが、金利が上がってNASDAQが2%以上下落しました。
MOVE指数は債券版恐怖指数、金利の恐怖指数であり、
バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチが算出・公表している
米国債の先行き変動リスクを示す指数です。
そしてこのMOVE指数が今低下しています。
今米国市場を引っ張っているのはこの指数だと思います。
今までの恐怖から段々正常化へ向かっていることが分かります。
このMOVE指数が低下し始めたのはアトランタ連銀のボスティック総裁の、
「9月のFOMCで金融政策を1回点検をしよう」という発言がきっかけでした。
またブレナード副議長も9月のFOMCについてハト派的な発言を出していました。
このことで利上げの後ろ倒しが一気に意識されることとなりました。
ただ米国株の動向は読みづらいというのが千竃の本音といったところです。
米国株はこれからハト派とタカ派、金融引き締めと緩みといった間で揺れ動いていくと思います。
今週の投資戦略としては日本株は過熱しているところもあり、メジャーSQ週なので、
カンカンの強気で新しく株を買うといったスタンスではなく、
どこで返済しようか、どこまで利益を伸ばそうかといったスタンスの方が良いかと思います。
あるいは一旦利益を出してベア型のETFを買ったり、レバレッジETFを空売りするなど、
ベア型の株を少しだけ買ってみるのも良いかと思います。
SQ月曜日はSQの月曜日にスタートした日経先物の価格で、
表のジャンプアップとはSQ前日終値とSQ値にどれくらいの乖離があったのかを示しています。
SQ週の1週間の値幅は500円ぐらいあって然るべきだと思いますし、
安値の値幅を考えると相当あると思います。
しかし高値の値幅は実は約500円が最大となっているので、
そういったことを考えてオプションの戦略を練るのも良いかと思います。
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