関東財務局長(金商) 第2654号
一般社団法人日本投資顧問業協会 第012-02597号
29日の日経平均株価は27,801円と3日ぶりの反落となりました。
TOPIXは1940.31ポイントとなり、チャート上では5日移動平均線を終値で割りました。
それは一部輸出企業が弱くなったことが影響したと思います。
株式市場を見ると、トヨタ系列の企業の下落が目立ちました。
7203 トヨタ自動車は0.56%の上昇となっていましたが、
6902 デンソーは5.2%の下落、7259 アイシンは3.55%の下落となりました。
円安恩恵銘柄の筆頭であったトヨタグループですが、
半導体部品不足で調達が出来ず、生産台数の減産となり、
今期の業績予想が下方修正されたことが嫌気される結果となりました。
ドル円はついに134円を割り、FOMCを通過してから一番の下げとなりました。
日本株はそこまで下がっていなくとも、ドル円は急速に円高に傾いており、
今まで円安に対して日本株は優位的なところがあったので、
この優位的なポジションがひっくり返ってしまう可能性が高くなりつつあります。
米国市場では、GDPが2四半期連続でマイナス成長となり、
いわゆる「テクニカルリセッション」となりましたが、
中間選挙を控えているバイデン政権はそれを認めていません。
また米国債の2年債と10年債では逆イールドカーブ現象が発生して17日間も過ぎました。
なのでこれから逆業績相場へ突入するといった意識は持っておきたいところです。
日経平均VIのチャートを見ると、今は18.93ポイントと久しぶりに20ポイント台を割り込みました。
つまり、相場は楽観に向かっています。
8月相場に向けて楽観に向かっているという状況は少し気を付けておいた方がいいと思います。
サマーバケーションで海外投資家も少なくなる8月の薄商いで流動性が少ない中で、
こういった楽観状態に入ってしまうと、
先物・オプションの世界では一気に下がる可能性が出てきます。
図は米国10年債利回りのチャートですが、一段と金利が下がりました。
このことが影響して米国株の上昇に繋がったのではないかと思います。
そしてVIX指数は低下しており、市場は一段と強気になっています。
図のVIX指数のチャートを見ると、
今年に入ってからVIX指数は18.56ポイント辺りでサポートされていることが分かります。
なのでこのままVIX指数が18.56ポイント台まで下がることを前提で考えると、
VIX指数に対してのロングポジションをこの8月にかけて仕込んでもいいかと思います。
またS&P500指数の日足チャートを見ると、リボンチャートを上抜き始めました。
S&P500の上値目処を考えると、
赤枠黄色のライン辺り、即ち4200ポイント~4300ポイント台になるのではと考えています。
そこまで上がってもおかしくないほどチャート上の好転は見られますが、
しVIX指数が楽観に傾いているというリスクと背中合わせだということは意識しておく必要があると思います。
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