22日の日経平均株価は27,153円と続落となりました。
なんとついに日銀が為替介入に踏み切りました。
37年前の1985年9月22日にプラザ合意があったまさか同日に為替介入となりました。
金融引き締めの超強気なタカ派の発言によりNYダウは約500ドル安となりました。
しかしNYダウが約500ドル安になった割には日経平均株価は約160円安だったので、
米国が風邪をひくと日本がくしゃみをするといった関係が薄れている様に感じました。
日銀は為替介入を決めましたが日銀の金融政策は維持のままで、
投機的なマネーは日本株やオプションには入っておらず、為替の方に入っていました。
そして23日には初めてオプション取引が祝日でも対応するので動向が気になるところです。
まさに11時日銀金融政策決定会合の発表があった時のものです。
わずか1分間の間でドル円はなんと約2円も動きました。
なのでこの為替の急変動とボラティリティが、
もしかするとオプション市場や株式市場にも伝播する可能性があるかもしれません。
日経平均先物のチャートを見ると、上がるから下がるのリズムを繰り返していることが分かります。
需給が変わるからこそ、勢いがつくといった形になっています。
なので先物市場は高値掴みしやすい感じになっているので、
騰がるから買うというのはちょっと控えた方がいいかと思います。
図の日経平均株価の月足チャートを見ると、上昇トレンドが続いていることが分かります。
なので日経平均株価が25,000円台に入ったとしてもチャート上では強気のままで良い様に思います。
そして日経平均株価の週足チャートを見ると、色々なテクニカルが陰転しています。
しかし図の緑とピンクの移動平均線の間に入っても、すぐ抜ける傾向があるので、
まだまだ強気でも問題ない様に思います。
日本株にはいくつかの優位点がありました。
日本だけ未だに金融緩和維持や低金利維持を続けていたり、
観光業の出遅れでペントアップ需要が期待されたりと、
周回遅れが意外と株価のバッファになって、割安さにも繋がっていました。
とはいえ為替介入に踏み切った中、これがどうなるか気になるところです。
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