FRBが路線変更!?米国株にとって辛い年になりそう

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12月1日の市況解説

1日の日経平均株価は27,935円と反発しました。

日本市場はまずまずの反転となりましたが、まだ揺れている部分もあるので、

気を緩めずに、これからの相場に備えていきたいというスタンスです。

 

1日の株式は日本を代表する企業などの主力株が強かった印象があります。

7203 トヨタ自動車8801 三井不動産などは2%以上の上昇となり、

エアコン世界首位級の6367 ダイキン工業は4%以上の上昇となりました。

今回主力株で戻った銘柄の特徴としては空売りが多い銘柄が戻りが早かった様に思います。

 

また1日には株安なのにプットオプションが安くなるといったダイバージェンスが発生しました。

これは底打ちしやすいサインなので、日本市場はここで一旦ストップして、

あとは米国株の動向を見ながら、

どこで米国株が下げ止まるかといったところにフォーカスしていきたいです。

 

 

 

チャートからみる日経平均株価の動向

211201日経平均株価チャート
図は日経平均株価の日足チャートです。

矢印部分はコロナショック時のものです。

基本的にボリンジャーバンド−3σが底打ちサインと言われていますが、

本当の暴落とはこの−3σをとことん割っていき−2σを上値として、

どんどん売り圧力に負けてバンドウォークになってしまう状況の事だと思います。

−1σをローソク足が包み込んだら一応底打ち反転の合図だと思いますので、

それに注意をして見ていきたいところです。

 

 

 

パウエルFRB議長のスタンスに変化が!?

米国ではこれからの市場の動向で非常に重要なヒントが得られました。

それはパウエルFRB議長が「インフレは一時的」だとしていたスタンスから、

「インフレは継続する」というスタンスに変わり、

テーパリングも加速するといったアナウンスになったことです。

恐らくFRBとしては一番の敵はインフレであり、株安は黙認するのではないかと思います。

今の物価高をなんとか抑えないといけないところから読み解くと、

この1年間で上がったNY市場にはやはりそれなりのツケが出てくると思います。

しかしだからといって米国株に弱気になる必要はありません。

なぜなら20年30年といった超長期スパンで米国株を見ると、

下落している米国株に投資をした方がパフォーマンスが良いからです。

なのでそういったことを念頭に置きながら米国株を見守っていきたいところです。

 

 

 

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