値嵩株乱舞! 中身は歪な日本株市場

ファナック<6954> 急落 京セラ<6971> 急騰

 

平成30年4月27日(金)ファナック

 

 

4月27日の日経平均株価は高値圏で推移していますが、中身を見ると下落している銘柄も多く歪さが感じられます。

 

日経平均寄与度の大きい銘柄では26日引け後に決算を発表したファナック<6954>が決算を嫌気し9%を超える下げ。

 

1銘柄で日経平均株価を約89円押し下げています。

 

それを補うかのように寄与度上位の銘柄が買われており、上昇が目立つのは京セラ<6971>。

 

 

平成30年4月27日(金)京セラ

 

 

京セラは12%超上昇し、1銘柄で日経平均株価を約57円押し上げています。(14時39分現在)

 

他にもお馴染みのソフトバンク<9984>、ファーストリテイリング<9983>も買われており、

 

京セラと合わせた3銘柄で日経平均株価を130円近く押し上げています。

 

日経平均株価の上昇率がTOPIXに比べて大きいところを見ると、きょうの上昇は先物主導と見ていいかも知れません。

 

あす以降、大型連休に入りますがこのところ空売り比率は40%を超える水準が常態化しています。

 

売り方の買い戻しも上昇に寄与しているのではないでしょうか。

 

京セラもファナックも決算を受けて大きく動きましたが、昨日のマネックスもストップ高になるなど、

 

決算に対する株価のリアクションが非常に大きくなっています。

 

決算に賭ける持ち越しはリスクが大きいです。決算後の値動きを見てから売買しても決して遅くはありません。

 

焦らずいきましょう。

 

暁投資顧問 平下

 

 

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