関東財務局長(金商) 第2654号
一般社団法人日本投資顧問業協会 第012-02597号
15日の日経平均株価は28,279円と続落となりました。
日経平均の日足のチャートを見ると、
50日移動平均線は7月13日に一度回復したものの、
少し抑えられている形になって、陰線を出しています。
売買代金は2.1兆円で先物主導の側面が強かった印象を受けました。
日経平均は軟調となっており、リバウンドは2日間だけとなりました。
9983 ファーストリテイリングの決算発表がありましたが、
利益予想や売上高予想が市場のコンセンサスよりも
低かったことが株価下落に繋がりました。
台湾TSMCは売上高は市場コンセンサスを上回りましたが、
利益が少し未達となりました。
しかしアジアは全面高となっていて、
日本だけが大きく下げた一日となりました。
TOPIXに関しては14日は非常に強かったのですが、
15日は一斉に売られたという形になりました。
株式は人気株が一斉に下落しました。
そして13日に信用の買い残が発表されましたが、
3.6兆円となっており、2週連続の増加で
約3年ぶりの高水準となりました。
日経平均がリバウンドしても上値が重たいのは
こういった信用残の重さが影響しています。
NASDAQ100指数では星マークのところでMACDがデッドクロスしています。
これは伝統的なNASDAQの売りサインです。
しかしこの伝統的な売りサインが点灯したからといって、
ショートをするのはどうなのかと思います。
それならば弱い日本株に対してヘッジをすることが、
正しい資産ヘッジではないかと思います。
なので今はMACDのゴールデンクロスを待つのが得策だと思います。
今は米国債10年利回りが低下しています。
これは単純に考えると債券価格が上昇しているからだと思います。
即ち米国10年国債が買われているという事です。
一般的な経済論だと債券は景気が悪くなると買われる傾向にあります。
しかし今の米国経済は景気絶好調なので、混乱している状況となっています。
債券金利は短期債ほど低く、長期債ほど高くなる順イードルが一般的です。
この数値がゼロを超えると、2019年に発生した逆イードルというものになります。
これは景気後退を示唆します。
図では黒丸部分が逆イードルの部分で、
リーマンショックやコロナショックの前に発生していることが分かります。
今の水準だとすぐに景気後退になりそうな状態ではありませんが、
角度は明らかに景気後退の方に傾いているので注意が必要です。
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