日経平均株価 フィボナッチで押し目を確認

日経平均株価 反発の目処

 

 

平成30年10月12日(金)フィボナッチ2

 

急落した日経平均株価。

 

直近ザラバ高値は10月2日につけた24448.07円。

 

そこからフィボナッチで節目を見てみたいと思います。

 

フィボナッチはどの時点の安値を取るかで押しが変わってきます。

 

今回は16年6月につけた14864円を安値で見てみましょう。

 

まず0.618押しが20786.96円

 

そして1/2押しが19656.04円、0.382押しが18525.12円、1/3押しが18058.70円となっています。

 

2月急落時は1月23日ザラバ高値から計算して0.618押しが20589円でしたが、

 

それを少し割った20347円がザラ場安値、底になりました。

 

ザラ場安値をつけたのは3月26日ですので、日柄で見るとザラバ高値から約2ヶ月後。

 

仮にもし2月同様の展開になるなら20500円付近まで下げることになります。

 

3月ダメ押しの下落要因となったのは米中貿易戦争勃発です。

 

2月の長期金利上昇も、米中貿易戦争勃発も実体経済への影響と言うより、

 

材料のインパクトで下げたようなものです。

 

今後はそれらが実体経済に与える影響が鍵になってくるでしょう。

 

早くももう底打ちしたという方もいますが、

 

私は0.618押し20786.96円辺りまでの下げは警戒しておくべきだと思います。

 

ちなみに2015年8月チャイナショック~2016年6月にかけての調整局面では、

 

2015年6月22日ザラバ高値20952.71円から2016年6月24日安値14952.02円まで調整しました。

 

これは2014年4月ザラ場安値13885円でフィボナッチ計算した1/3押し16240.98円を大きく下回っています。

 

もし仮に1/3押しを下回った場合18000円を割ってくることになります。

 

さすがにそれはないと思いますが、全ては実体経済への影響次第です。

 

リスクが拡大するのか、縮小するのか様々な指標を良く見て立ち回りたいと思います。

 

しかし、14営業日で日経平均が2000円上昇して、6営業日で約1700円下落・・・

 

こんな動きですから、細かくシミュレーションしても全くアテにならないだろうなという気はしますね(笑)

 

 

暁投資顧問 平下

 

 

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