関東財務局長(金商) 第2654号
一般社団法人日本投資顧問業協会 第012-02597号
日経平均株価 23000円 上抜けるか
8月28日前場に日経平均株価は一時23000円を回復する場面がありました。
5月以降、上は23050円、下は21462円のレンジ内で揉み合いが続く日経平均株価。
今月中旬にはトルコリラ急落を受けて下落する場面もありましたが、下値は限定的。
再び23000円台付近まで上昇して来ました。
今度こそ23000円台定着なるでしょうか?
米株市場ではS&P500とNASDAQが過去最高値を更新。
出遅れているダウ工業株30種平均も8月27日に26000ドルを超えてきました。
1月26日につけた過去最高値26616ドルまであと570ドル程度です。
日経平均株価が米国株を追従する展開になるのであれば、23000円台はあっさり上抜けてくるでしょう。
ただ、米国株と日本株は根本的には別物。
減税や株高の資産効果が設備投資や消費に反映している米国、
対照的に日本は来年消費増税が控えていますし、株価も日経平均株価こそ23000円付近ですが、
TOPIXの上値は切り下がっていますし、新興市場も同様。
資産効果が期待出来るような水準にありません。
日本が中国のように米国とは対称的な動きになるとは思えませんし、
米国株が強ければ日本株も一定の水準は保つでしょう。
ただ、米国良ければ全てよしという状況とも思えません。
冷静に日本経済や中国・新興国の状況を見て投資対象や投資タイミングを見定めたいと思います。
暁投資顧問 平下
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