こんばんは。
先月の日銀会合後に急騰しているNT倍率の週足チャートを載せます。
NT倍率とは、日経平均株価をTOPIXで割った数字です。
単純にTOPIXと日経平均株価、どちらが強いかを示す指数ですが、足元ではTOPIXに比べて日経平均の強さが際立っています。

チャートの右端は8月5日ですので、NT倍率は12.6998となっていますが、8日までのNT倍率は12.7538まで上昇し直近高値を更新。それまでの高値は2013年年末の12.72倍でした。2013年末と言えば先物主導で年末に年初来高値を付けた時期です。
ちなみに2014年は年明けから日経平均が急落しました。

日銀のETF買い増額がNT倍率上昇に影響しているようですが、この傾向がいつまで続くのかは分かりません。
日銀は年末までにETFを6兆円買うと言う事ですから、まだ暫くNT倍率が上昇を続けるかも知れません。
ただ、値嵩株主導で日経平均が上昇した場合はその後に急落するケースも多いです。
必要以上に警戒しても仕方ありませんが、梯子を外される展開も想定しておきたいですね。