関東財務局長(金商) 第2654号
一般社団法人日本投資顧問業協会 第012-02597号
チャーチストから「私は相場観は持ちません」とか「私は値動きしか信じない」という言葉を良く聞きます。
私は利益を出せるならチャート派でもファンダ派でもどちらでも構わないと考えていますが、
相場観は持たない方が良いのでしょうか?
大和証券の金融・証券用語解説で「相場観」の意味を調べると
『相場についての見方。短期の見通しを「目先観」、「小勢観」、
中期の見通しを「中勢観」、長期の見通しを「長勢観」といいます。
「観」は見方で、主体的判断が入っている場合に使い、
「感」は感じがあるという状態を表現する場合に使います。』
と書いてありました。ちょっと難解で分かりにくいですね。
ここで私がいう相場観は全体相場の先行き予想だけでなく、
自らの投資・トレード対象に対する予想ということにします。
上がると見込んで買った株が下がる、下がると見込んで売った株が上がることは日常茶飯事。
そこで自分の見込み・・・つまり相場観は間違っていた、値動きが正しいと判断して損切りするのか、
一時的な値動きに過ぎず最終的には相場観通り動くはずだと判断して保有を継続するのか、
投資家・トレーダーは常に判断を強いられます。これに関しては私のなかで明確な答えがあります。
そもそも、何を根拠にした相場観なのか?ということです。
株価が◯◯移動平均を割ったから売り、というチャートを根拠にした相場観であれば、
根拠となったチャートが移動平均を回復したら買いの判断をしなくてはならないはずです。
チャートを根拠に売買したのに業績や景気の話をするのは間違っていると思いますし、
業績を根拠に売買したのにチャートが悪化したから反対売買、というのも間違いでしょう。
そう考えるとチャート派とファンダ派は相容れませんし、どちらが正しいか議論すること自体が不毛ですね。
話が逸れましたが、私は自分なりの根拠に基づいた相場観を持つことは否定しません。
寧ろ、値動きでその根拠がブレてしまうことが大きな問題だと考えています。
マイケル・ルイスの小説「世紀の空売り」を映像化したマネーショートという映画があります。
この映画で住宅ローン担保証券のおかしな仕組みや格付けに疑問を感じた主人公マイケルバーリは、
2006年に大量のCDSを買いましたが、(CDSの詳しい説明は割愛しますが、リスクが高まれば上昇する商品です)
予想に反してCDSの価格は下落が続き、焦燥に駆られます。
しかし、根拠に変わりはないとCDSの保有を続けました。
最後はマイケルバーリが勝利するわけですが、値動きに焦って損切りしていれば勝利はありませんでした。
これは2008年の金融危機時に買い向かったバフェットの姿勢と共通する点があります。
私が敬愛する故・石井久氏(元立花証券社長)は晩年に
「相場格言を意識したことはない。常に自分の考えに固執してきた。」
と語っています。
情報が錯綜するこの状況で自分の考えに固執するのは難しいですが、
自分を持たず付和雷同、右往左往では話になりません。
私は相場観は持つべきだと思います。
暁投資顧問 平下
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