ドル円 1ドル=111円割れ

ドル円 ドル安円高へ 今後どうなる?

 

 

平成30年7月23日(月)ドル円

 

7月23日の日経平均株価は13時38分現在、続落推移中です。

 

株安要因の1つが円高。

 

ドル円は1ドル=110円90銭台で推移しており、7月19日以降大きくドル安円高に振れました。

 

きっかけとなったのは19日のトランプ大統領の「利上げは好ましくない」という発言でした。

 

要人発言で急速にドル安に振れた訳ですが、一過性では終わらずその後もドル安円高が続いています。

 

前週末に時事通信が「日銀が長期金利目標の柔軟化を検討する」と報じましたが、

 

きょうはそれを受けて新発10年物国債の利回りが0.090%まで上昇。

 

日銀は指し値オペを実施したそうですが、日銀の金融緩和も限界が近いでしょう。

 

いまは、FRBは利上げ、日銀はイールドカーブコントロールの最中ですから普通に考えると、

 

「日米金利差拡大=ドル高円安」となります。

 

但し、問題はこれから景気が悪化してきたときにどうなるかでしょう。

 

FRBには利下げ余地がありますが、日銀にはありません。

 

そうなると急速にドル安円高が進行する可能性は否めません。

 

外部環境に依拠した日本株ですが、日本固有のリスクもしっかり意識しておきたいところ。

 

暁投資顧問 平下

 

 

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