関東財務局長(金商) 第2654号
一般社団法人日本投資顧問業協会 第012-02597号
ドル円 ドル安円高へ 今後どうなる?
7月23日の日経平均株価は13時38分現在、続落推移中です。
株安要因の1つが円高。
ドル円は1ドル=110円90銭台で推移しており、7月19日以降大きくドル安円高に振れました。
きっかけとなったのは19日のトランプ大統領の「利上げは好ましくない」という発言でした。
要人発言で急速にドル安に振れた訳ですが、一過性では終わらずその後もドル安円高が続いています。
前週末に時事通信が「日銀が長期金利目標の柔軟化を検討する」と報じましたが、
きょうはそれを受けて新発10年物国債の利回りが0.090%まで上昇。
日銀は指し値オペを実施したそうですが、日銀の金融緩和も限界が近いでしょう。
いまは、FRBは利上げ、日銀はイールドカーブコントロールの最中ですから普通に考えると、
「日米金利差拡大=ドル高円安」となります。
但し、問題はこれから景気が悪化してきたときにどうなるかでしょう。
FRBには利下げ余地がありますが、日銀にはありません。
そうなると急速にドル安円高が進行する可能性は否めません。
外部環境に依拠した日本株ですが、日本固有のリスクもしっかり意識しておきたいところ。
暁投資顧問 平下
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