関東財務局長(金商) 第2654号
一般社団法人日本投資顧問業協会 第012-02597号
マザーズ指数 安値更新続く
マザーズ指数が下げ止まりません。
8月15日14時14分現在1.9%安と、きのうの小幅反発を覆す大幅安となっています。
2017年初頭の水準まで下げてきました。
日経平均株価の日足チャートと比較しても雲泥の差です。
日経平均株価はファーストリテイリングやソフトバンクといった値嵩株の上昇が底上げに寄与しています。
対照的にマザーズ指数は先日鳴り物入りで上場し、同市場で時価総額トップに躍り出たメルカリ、
ミクシィ、そしてきょうはサイバーダインが13%も下落しており同市場での時価総額上位銘柄の下げが響いています。
日経平均とマザーズ指数、どちらが実態を示しているのかというと・・・
日銀の介入がないマザーズ指数の方が実態に近いのではないでしょうか?
とにかく上昇時の勢いも凄いですが、下げる時も早いのが新興市場。
そこは意識しておくべきでしょう。
ちなみに、リーマンショック前にマザーズ指数が天井をつけたのは2006年1月です。
先行性があったようにみえますが、
同時期おこったライブドアショックの影響が大きかったため、これは参考になりません。
もしライブドアショックがなければ、もう暫くの間上昇していたのではないかと思います。
・・・マザーズ指数かなり下げましたので、逆張り買いを考えている方もいらっしゃるでしょう。
ただ、私はまだメルカリもサイバーダインも安いとは思えません。
成長性が確認されれば、多少割高であってもガンガン買われるのが新興銘柄の魅力。
端的にそれを表しているのが今のFAANGであり、NASDAQ指数ですが、
成長性に期待を持てる銘柄が多くない、そこがマザーズ指数最大の下落要因とみます。
短期的にはいつ自立反発してもおかしくありませんが、安易な値頃感は禁物。
銘柄は良く吟味したいところです。
暁投資顧問 平下
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