関東財務局長(金商) 第2654号
一般社団法人日本投資顧問業協会 第012-02597号
今週の日経平均株価は前週末比577円13銭安となり下落しました。
週足は久しぶりに大きな陰線が示現。
2月初旬にも似たような下落がありましたが、あの時はすぐに切り返しました。
先安感漂う形状ですが今回はどうなるでしょうか?
ドル円も週間ベースでは円高に振れました。
一時、1ドル=112円台まで円安に振れた場面もありましたが、きょう金曜1日で一気に円高に戻した格好。
私は中長期では円高に振れるのではないかと見ていますが意外なほどドルが強いです。
株価同様、一時的な円高なのか、それともトレンド派生の端緒となるのか要注目です。
日経VIはきょう8日9%超上昇し、19.81まで上昇してきました。
今週は日経VI上昇、株安という王道パターンとなりました。
ここからまた日経VIが20を超えると株価ももう一段安を迫られそうです。
先週分の投資主体別売買動向は海外投資家が現物1952億円の売り越し、先物3677億円の買い越し、
現先合算で1725億円の買い越しとなっていました。
先週の日経平均株価は上昇しましたのでこれは想定内。逆張り個人は安定の売り越しとなっています。
ただ、ボリューム的には特筆する点はなし。今週は下げましたので海外投資家売り越し、個人投資家買い越しを予想。
戻り高値つけた?来週はどうなる?
今週は久しぶりに少しきつい下げになりました。きょう8日の株安に関しては、
きのうまで勢いよく上昇が続いていた上海総合指数が4.4%安の影響も出たと思います。
2月いっぱいは米中協議期待、今週5日開幕の全人代期待で駆け上がってきた経緯があります。
しかし、今週の全人代開幕以降の動きを見るとその期待の効力がさすがに切れてきたかなという印象です。
私が注目しているのは今夜発表される米雇用統計。
米国は中国や欧州に比べ経済は比較的好調で、冴えない指標もあるものの明確な兆しといえる程のものは確認出来ません。
寒波や政府閉鎖といったノイズもありますし、悪い指標も一時的な悪化だったという可能性もあります。
明確に指標が悪化を見せる頃には既に株価も相当下がっている筈ですが、
そうなる前に適したポジションを取るため、鵜の目鷹の目で動向を見極めていきたいと思います。
暁投資顧問 平下
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