原油価格上昇続く

原油価格 上昇続く 影響は??

 

平成30年6月29日(金)WTI原油先物

 

5月下旬に1バレル=72ドル付近まで上昇しその後調整が続いていた原油価格ですが、

 

6月20日以降上昇を続け、5月につけた高値を更新してきました。

 

6月初旬には「原油価格、上昇局面は終わった」と言うような記事も出て、

 

原油価格は天井を付けたという見方が多かったのですが、相場は本当に天邪鬼なものです。

 

足元の原油価格急騰の要因となったのが米国によるイラン産原油の輸入停止要求。

 

あまり報じられていませんが、日経新聞の記事ではトランプ政権は5月、

 

欧米など6カ国とイランが合意した核合意の破棄を表明、イラン制裁を再開する方針を示したそうです。

 

興味深いのは6月22日のOPEC総会で増産決定が決まって以降、原油価格が急騰している点です。

 

増産=価格下落・・・とはなっておらず、その後米国のイラン制裁の報道が出た訳ですが・・・

 

どうも、原油価格を吊り上げたい方がいるようです。

 

原油価格上昇の影響ですが、資源国や資源・エネルギー株に取ってはプラス。

 

消費にとってはネガティブ。

 

また、原油輸入国の日本では貿易収支赤字要因となります。

 

貿易収支赤字は円安要因。

 

株式市場ではセクター間でメリットとデメリットがハッキリ別れる材料ですね。

 

原油高が物価上昇圧力になってくるかどうかに注目です。

 

 

暁投資顧問 平下

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

無料メルマガ登録
無料メルマガ登録