堅調な日経平均株価と冴えない新興市場

日経平均株価 堅調 閑散に売りなし?

 

 

平成30年8月7日(火)日経平均株価

 

夏枯れも指摘される東京市場。

 

日経平均株価は狭いレンジでのもみ合いが続いています。

 

通常、このような膠着相場であれば中小型テーマ株を筆頭に材料株が人気化するイメージですが・・・

 

中小型株や新興株が冴えません。

 

個人投資家の投資意欲を測るバロメーターともいえるJQ指数やマザーズ指数ですが、

 

日経平均株価と一線を画す動きとなっています。

 

 

マザーズ指数 日足チャート

 

平成30年8月7日(火) マザーズ指数

 

日経JQ平均 日足チャート

 

平成30年8月7日(火)JQ指数日足チャート

 

 

マザーズ指数はきょう小幅に反発しましたがJQ平均は8日続落。

 

日経平均株価の日足チャートと見比べても違いは一目瞭然。新興市場と言えばIPOです。

 

今年話題になったIPO銘柄はHEROZ<4382>、メルカリ<4385>、ZUU<4387>、MTG<7806>等ありますが、

 

50000円近い初値を付けたHEROZの株価は今2万円を下回っていますし、

 

一時値上がりが話題になったZUUも上昇分の大半を吐き出しています。

 

このIPO銘柄の不振も新興市場の下落要因となっています。

 

今年IPOした銘柄で、いまのところ比較的堅調な株価推移となっている銘柄は人材派遣業の日総工産<6569>、

 

介護事業者向け展示商談会のブティックス<9272>、ペット保険のアイペット損害保険<7323>、

 

印刷、運送仲介のラクスル<4384>、SMS配信事業のアクリート<4395>、

 

賃貸物件や商業施設にWi-Fiサービスを提供しているファイバーゲート<9450>等、堅いビジネスが目立ちます。

 

ちょっとこの新興市場&直近IPO銘柄の元気のなさは気になるところ。

 

昨秋の株高時は、当時史上最高値だったJQ平均は更に上昇を加速し、

 

マザーズ指数も9月下旬に底打ち、そこから今年初頭の高値を取りに行く展開となりました。

 

そう考えると、新興市場に活気が戻るかどうかが全体相場上昇の鍵になるかも知れません。

 

今は停滞していますが、反発の兆候が出てくるかどうかに注目ですね。

 

暁投資顧問 平下

 

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