関東財務局長(金商) 第2654号
一般社団法人日本投資顧問業協会 第012-02597号
米国株 反発続く
2018年のクリスマスから間もなく1ヶ月が経過します。
米株市場は休場でしたが、前日12月24日に安値を付けると翌営業日12月26日以降は反発が続いています。
NYダウは1月18日終値が24706ドル。25000ドル間近です。
FRBの変節、中国の預金準備率引き下げ、米中通商協議、
2大リスクに対する希望が出現し、風向きは変わりました。
既述の材料のうち、明確に実行が確認されたのは預金準備率引き下げのみ。
パウエルFRB議長は口頭で資産圧縮の中止、利上げ見送りを匂わせましたがFRBはまだ何も動いていません。
米中次官級協議では中国政府が2024年までの6年間で米国からの輸入を、
総額1兆ドル(110兆円)超拡大する数値目標を提示したと報じられましたがあくまでも目標。
米国が中国に強く求めている構造改革に関する話題は何も出ていません。
ムニューシン米財務長官が関税撤廃を仄めかしたそうですが、これも具体的に何かが決定した訳ではなし。
ひとまず株価が戻したことで逆資産効果による下落スパイラルは回避されそうですが、期待と失望は紙一重。
私は買うのは失望や不安で売り叩かれたとき、売るのは期待で上昇しているとき、そう考えています。
2017年や2018年同様に、今年も予想以上に上昇する場面、下落する場面が出てくると思います。
それにどう対処するのか、背景にあるものを確り分析してから動きたいと思います。
出遅れは全く気にしません。そもそも天底を当てることは不可能だと割り切っていますから。
暁投資顧問 平下
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