投資教育は本当に必要なのか?

投資教育の前に

 

 

2019年6月11日ジョジョ

 

 

 

平下です。きょうは投資って本当に人に教えられるものなのか?

 

その質問に対する私の考えを述べたいと思います。

 

家計金融資産とは 日本、現預金の比率が5割以上

 

上は昨年12月の日経の記事です。

 

日欧米の金融資産の内訳を見ると日本では現預金の比率が5割超なのに対し、米国は1割強、欧州が3割強。

 

株式や投資信託などリスク資産は米5割弱、欧3割弱に対し日本は1割強にとどまるそうです

 

この日経の記事では

 

「家計のお金を市場を通して企業などに回し経済を回す力が海外に比べ脆弱」

 

「政府は少額投資非課税制度(NISA)などを通じ、個人マネーの投資への誘導を急ぐ。」

 

と書かれています。欧米のように日本も貯蓄から投資にお金を向けようということですね。

 

私は日本がこうなった理由があるから必然的にそうなった訳で、

 

そこを変えない限りそう簡単に状況は変わらないと考えます。

 

そもそも成り立ちや国民性、人口動態が全く違う日本と欧米を同列に考えるべきではないはず。

 

で、もう一点気になるのは、じゃあ欧米の多くの国民は日本国民よりも潤っているのか?という点。

 

低所得層が支える米国経済の「パラドックス」

 

上のロイターの記事を見るとどうもそうなっていません。

 

確かに米国の株価は上昇していますし、GDPも強いですがそこだけみていても実態は分かりません。

 

富める者がさらに富み、貧しい者は更に貧しくなるという厳しい実態が垣間見えます。

 

厳しいからこそ、それだけリターンが大きい世界と言うことも出来るでしょう。

 

いま金融庁が高齢化社会における資産形成・管理の報告書で

 

「夫が65歳以上妻が60歳以上の夫婦が30年間ほぼ年金に頼る生活を送った場合、約2000万円が不足する」

 

との試算を示したことが話題になっています。

 

だからこそ、投資を!もっと投資教育を!という方もいるでしょう。

 

でも投資で確実に資産形成が出来る保証などどこにもありません。下手すると元本割れします。

 

私は投資教育するに当たって最も大事なのはその部分だと思います。

 

「リターンもリスクもあります。」という部分ですね。

 

もっと言うと、教えられることはそれくらいしかないと思うのです。

 

市場は日々刻々変化します。これさえやっておけば安定的に利益が出るという手法はありませんし、

 

将来性がある企業を見抜く絶対的なセオリーもありません。

 

ウォーレン・バフェットもAmazonやMicrosoftがここまで巨大企業になると見抜けませんでした。

 

1989年に14年後の日経平均株価が8000円を割ると予想できたスペキュレーターもいないでしょう。

 

今を過去と重ね合わせて、テクニカルで説明しようとしても必ずその通りに動くとは限りません。

 

畢竟、「リスクを理解した上でそこに資金を投じるかどうか」それが全てですね。

 

投資の概念を教えるのは簡単です。学びたい方は金融庁のHPをご覧ください。

 

しかし、単なる概念ではなく投資で利益を得る方法となると話は別です。

 

学問のように正解はありませんし、心理面の影響も馬鹿に出来ません。

 

投資でどのくらいのリターンを望むのか、どのくらいの損失を許容出来るのかで選択が変わってきますし、

 

個体差や適正を無視して一律で語ることは出来ません。

 

その人が本当に投資やトレードに情熱を注げなければ成功するのは難しいでしょう。

 

短期投資も長期投資も損失に耐えなければならない時期があります。

 

少しの損失もまっぴら御免という方は投資を継続するのは難しいです。

 

皆お金を増やしたくて投資やトレードを始める訳ですが、その気持ちがアダになるケースも少なくありません。

 

この業界、「簡単にお金儲かる方法教えるよ」的なアピールをする業者さんが多いのですが、

 

私は

 

「簡単にお金は儲からない。投資・トレードは難しい。忍耐が必要。

 

投資で最終的に利益を得られるのはそれを理解して研鑽し、適切なリスクを取った者だけ。

 

という不変の事実を淡々と説き続けたいと思います。

 

投資教育において、まず教えねばならないことだはその点でしょう。

 

そこで、敷居が高いと感じて及び腰になる方にはアクティブ運用はお勧めしません。

 

そういう方には長期的に見て利益になる可能性が高いとされるインデックスファンドへの投資をお勧めします。

 

それだけ長期的に市場平均を上回るリターンを上げるのは難しいことなんです。

 

それを目指すなら、可能性を信じて損失は覚悟し謙虚に勤勉に取り組むしかありません。

 

助言者としては「私の言うことさえ聞いていれば勝てます」と豪語したいですが、それは出来ません。

 

あかつきコース開設後のトータルリターンはプラスですが今後ドローダウンに陥る可能性がないとは言えません。

 

将来の利益は絶対に保証出来ないんです。

 

話が少し逸れましたが、投資教育に対する私のスタンスは

 

投資・トレードで実際に教えられるのは最低限の知識や概念だけで、

 

実際に運用でリターンを出す必勝法は教える以前に存在しないから不可能。

 

そこを説明した上で、投資とはどういったものなのか教育するのはいいんじゃないの。

 

・・・という話でした。

 

 

暁投資顧問 平下

 

 

 

 

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