貿易戦争リスク再燃!米中応酬の顛末は・・・

貿易戦争 リスク再燃 米中貿易摩擦どうなる?

 

 

平成30年6月19日(火)貿易戦争

 

 

トランプ政権、中国製品22兆円分に追加関税を計画 「貿易戦争」激化も

 

米朝会談やFOMC、ECB理事会を無事消化した矢先、再び貿易戦争リスクが再燃。

 

トランプ大統領は6月18日、中国からの2000億ドル(約22兆円)相当の輸入品に10%の追加関税を課す計画を明らかにしました。

 

これに対し中国政府は追加関税が実施された場合は報復措置を取ると、即座に米国を牽制しました。

 

3月以降、米国は中国に対し強硬な姿勢を示しています。対照的に中国は市場開放宣言。

 

5月には乗用車に対する輸入関税率引き下げを発表しており、

 

ひとまず貿易摩擦激化への懸念は遠のいたように見えましたが・・・

 

この問題は一朝一夕に解決する問題でもなく、暫くの間はリスク要因として燻り続けそうです。

 

気になるのは中国経済と上海総合株価指数。

 

 

平成30年6月19日(火)上海総合指数

 

きょう上海総合指数は3%近く下落しており節目の3000を割ってきました。

 

これは2016年の9月以来約、1年9ヶ月ぶりとなります。

 

平成30年6月19日(火)中国小売売上高

 

先日発表された中国の5月小売売上高は予想値を大きく下回る8.5%。

 

これは近年無かった低い値で、グラフで見ても一目瞭然です。

 

中国人民銀行は1月に商業銀行への貸出金利を引き上げましたが、その影響が出て来ているようです。

 

ちょっと中国で事業展開している企業への投資は慎重になったほうが良いかも知れません。

 

米中の貿易戦争は対岸の火事ではありません。日米間でも7月から日米通商協議が始まります。

 

トランプは中間選挙に向けてアピールしたい意図もあるでしょうし、弱腰に傾くとは考え難いです。

 

チャイナリスク、貿易戦争リスク、それらを勘案するとやはり慎重にならざるを得ません。

 

リターンを狙うよりもリスクを抑えることを意識して立ち回りたいと思います。

 

 

 

暁投資顧問 平下

 

 

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