関東財務局長(金商) 第2654号
一般社団法人日本投資顧問業協会 第012-02597号
昨夜は韓国と北朝鮮が4月末の首脳会談開催に合意、
今朝はコーン米国家経済会議委員長の辞任で大荒れとなりました。
私は地政学リスクに関してはあまり懸念していませんので、きのう夜の急騰は意外でしたね。
逆に今朝方の下げは然るべき下げで違和感はありませんでした。
米国の関税導入は他の国だけでなく、トランプ政権内にも不協和音をもたらしているようです。
これでトランプが関税導入をやめたと言えば、きのうの夜のように急騰するでしょうし、
逆に強行し中国辺りが報復を表明すればもう一段安も考えられます。
材料次第で上にも下にも大きく動く状況が続きそうですから、短期の動きを予想して大きなポジションを取るのは避けた方が賢明でしょう。
さて、2月から動きが出てきたマーケットですが今日は私が中長期で強気になれない要因を取り上げたいと思います。
昨年末辺りまではもう暫くバブルが続く可能性もあるとみていました。
しかし今年に入って、そのシナリオが実現する可能性はかなり低くなったとみています。
その大きな理由はセミナーでも触れましたがFRBの資産圧縮、引き締めです。
まぁ、格言通りにいうなら「FED(中央銀行)に逆らうな」ということですね。
FRBは昨年、バランスシート圧縮を発表しましたが圧縮の規模は非常にマイルドでした。
緩やかなペースでの資産圧縮が続くのなら、トランプ政策期待でバブルが延命するかもしれないと考えていました。
しかし、セントルイス連銀のサイトで確認するとFRBは1月から淡々と資産圧縮のペースを加速させています。
昨年末のFRB総資産が4.45兆ドル(1ドル=105円で約467兆円)だったものが、
2月末で4.39兆ドル(1ドル=105円で約461兆円)で、約6兆円資産を売却しています。
無論、このFRBの資産圧縮は米長期金利上昇や株安にも影響していると考えて良いでしょう。
今後もこのペースで資産圧縮を続けるようなら株式市場にとってはネガティブです。
昨年から現在までの資産曲線をみると、FRBは急激に資産を圧縮しているように見えます。
しかし、まだ1.3%程しか資産圧縮していません。長期チャートで見ると良く分かります。
リーマンショック前のFRBの総資産が8000億ドル(1ドル=105円で約84兆円)くらいでしたから、10年で実に5倍超に膨れあがったことになります。
金融緩和で経済が持ち直したのに、引き締めの影響が全く無いというのはおかしな話です。
いいとこ取りはないでしょうし、ツケは払わねばならないということですね。
FRBがこのまま資産圧縮を続けるのか、それとも市場に配慮するのか、今月21日のFOMCは要注目。
日本銀行 総資産 長期チャート
恐るべきは日銀。
日銀の総資産は現在FRBを優に超え、約527兆円です。
リフレ派のなかには「まだ金融緩和が足りない」なんていう人もいますが、私はそうは思えません。
こんな規模になって、まだ出口案が論じられないのは違和感しかありません。
米国がQEを始めたのが2008年秋、終了したのが2014年秋までの6年。
日本が異次元緩和を始めたのが2013年春ですから、来春で6年が経過します。
日銀は株式市場にETF買入という形で直接介入をしていますし、出口案が出ただけでも市場にそれなりのインパクトがあるでしょう。
舵取りは非常に難しいと思いますがどこかで直視せざるを得ない時期がくるはずです。
これは海外投資家が日本株を買ってこない理由の1つと見ていいと思います。
暁投資顧問 平下
******************************
暁投資顧問では・・・株式予想とテクニカル分析・ファンダメンタルズ分析を
動画で行ってます!YOUTUBEのチャンネル登録
https://www.youtube.com/channel/UCOfzLmXpI3qmZfV7_Cs1sYA
最先端のマーケット解説と、即日騰がる!動画銘柄、
即日利益の先物・オプション動画ポジションで
******************************
私達暁投資顧問投資の寺子屋が負けない投資家へ育てます。
まだご入会検討中の方はお客様の声、投資顧問にご入会された先輩方の生の声聞いてみませんか??
各コースの概要とサンプルアドバイスはこちらからどうぞ。
お試し入会はいつでもどうぞ!クーリングオフで徹底的にフォローします!返金します!
300件以上を超えるお客様の声はこちらから
全て見ることができます☆
https://akatsuki-toushi.com/wp/voice-all/
常に満員!暁投資顧問のリアルセミナーの様子はこちらからどうぞ!
※セミナー写真
いつもブログにアクセスして頂きまして ありがとうございます。
もし今日のブログ記事が投資の参考になりましたら大変お手数ですが
こちらのバナーをクリックして暁投資顧問の応援をして頂けますと幸いです。
最新情報をお届けします