関東財務局長(金商) 第2654号
一般社団法人日本投資顧問業協会 第012-02597号
ボベスパ指数急落 円高 日経平均株価大幅安
2018年5月29日の日経平均株価は反落し、14時37分現在5月の最安値付近で推移しています。
28日はメモリアルデーで米株市場は休場でしたので、あまり動かないのではないかと予想していましたが・・・
欧州、南米の不穏な動きを受けて東京市場も売りが優勢となっています。
急落したボベスパ指数 原因はスト
ブラジルの株価が急落しています。
原因は大規模なスト。
日経新聞の記事によるとトラック運転手のこの大規模ストの原因は燃料費高騰のようです。
今の一部資源価格はファンダメンタルズと乖離しており、投機の影響で吊り上がっています。
それが直接生活に影響してくるとなると考えものですね。
ちなみに1ヶ月ほど前にロイターでこんな記事をみました。
サウジ、原油価格を80-100ドルに押し上げたい意向=関係筋
サウジアラビアはサウジアラムコの上場を控え、原油価格を吊り上げたいそうです。
でも・・・仮に一時的に価格を吊り上げることが出来たとしても、それを維持することは不可能です。
最終的には本質的価値に収束していくでしょう。
急落したボベスパ指数ですが、チャートを見ると日米の株価が大きく調整した2月、3月全く下げていません。
2016年から殆ど調整らしい調整も挟まずに上昇していましたから、当然の調整とも言えます。
尤も、これまでのボベスパ指数上昇を担ってきたのは資源高。
そうすると資源安→スト収束→ボベスパ指数上昇という展開も考え難く、一筋縄ではいかない状況です。
金利上昇リスクもありますし、新興国は不安定な動きが続きそうですね。
場合によっては新興国発の世界株安もないとはいえません。お金の流れを良く見ておきたいと思います。
暁投資顧問 平下
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